2000安打到達は5年ぶりゼロ? 今季達成が予想される記録【安打編】

2019-02-05 09:13 「Full-Count」広尾晃
最も2000安打に近い阪神・福留孝介※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

最も2000安打に近い阪神・福留孝介※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

昨年は内川&福浦が達成、2015年から4年連続到達も

 昨年は、福岡ソフトバンク・内川聖一内野手、千葉ロッテ・福浦和也内野手の2人が2000安打を達成した。過去、52人しか記録していないプロ野球の大記録でもあり、一般紙、スポーツ紙をはじめ、各メディアで大きく取り上げられる。NPBの安打に関する表彰は、2000安打だけでなく、それぞれ1500安打、1000安打も評価され、表彰されるなど意義深い数字だ。今年の「安打記録予報」を見ていこう。※()は実働期間。

○2000安打 過去52人
今季予報 なし

2000安打に近い現役打者5傑

福留孝介(神)1808安打(1999-2018)あと192安打
中島宏之(巨)1759安打(2002-2018)あと241安打
栗山巧(西)1722安打(2004-2018)あと278安打
坂本勇人(巨)1711安打(2007-2018)あと289安打
今江年晶(楽)1661安打(2002-2018)あと339安打

 2015年から4年続けて、シーズンの戦いに花を添えてきた2000安打達成だが、今季の達成は厳しい状況だ。最も大台に近い福留は、あと192安打。中日時代の2002年に186安打を記録したが、昨年は116安打。今年4月に42歳を迎えるベテランがキャリアハイの安打数を記録するのは考えにくい。ただ、福留はMLBで5年プレーし、498安打をマークしてる。2016年6月25日の広島戦(マツダ)で史上6人目となる日米通算2000安打を達成。現在は通算2306安打にまで積み重ねている。巨人に移籍した中島も自己最多は2009年の173安打。他の選手も大台突破は来年以降の話になる。

松田は今季開幕戦で1500安打到達も

○1500安打 過去124人
今季予報
松田宣浩(ソ)1499安打(2006-2018)あと1安打
田中賢介(日)1460安打(2000-2018)あと40安打
青木宣親(ヤ)1446安打(2004-2018)あと54安打
坂口智隆(ヤ)1400安打(2003-2018)あと100安打
中村剛也(西)1325安打(2003-2018)あと175安打

 節目の数字まで残り1本としている福岡ソフトバンクの松田は開幕戦で達成する可能性もある。今季限りの引退を表明している北海道日本ハム・田中は昨年は31安打。達成して引退したいところだ。青木はアストロズ時代の2017年6月11日のエンゼルス戦で史上7人目の日米通算2000安打を達成。MLBでプレーした6年を合わせ、日米通算では2220安打している。

○1000安打 過去293人
今季予報
川端慎吾(ヤ)999安打(2006-2018)あと1安打
Т-岡田(オ)996安打(2006-2018)あと4安打
石川雄洋(De)982安打(2006-2018)あと18安打
藤田一也(楽)980安打(2005-2018)あと20安打
大引啓次(ヤ)980安打(2007-2018)あと20安打
菊池涼介(広)974安打(2012-2018)あと26安打
角中勝也(ロ)972安打(2007-2018)あと28安打
銀次(楽)939安打(2010-2018)あと61安打
畠山和洋(ヤ)936安打(2004-2018)あと64安打
山田哲人(ヤ)927安打(2012-2018)あと73安打
柳田悠岐(ソ)921安打(2011-2018)あと79安打
嶋基宏(楽)907安打(2007-2018)あと93安打
中村晃(ソ)906安打(2011-2018)あと94安打
平田良介(中)883安打(2006-2018)あと107安打
亀井善行(巨)865安打(2005-2018)あと135安打
渡辺直人(楽)852安打(2007-2018)あと148安打
筒香嘉智(De)851安打(2010-2018)あと149安打
鈴木大地(ロ)847安打(2012-2018)あと153安打
バレンティン(ヤ)844安打(2011-2018)あと156安打
西川遥輝(日)841安打(2012-2018)あと159安打

 東京ヤクルトの川端、オリックスのT-岡田は体調さえ万全ならば開幕直後に達成するはずだ。横浜DeNAの石川、東北楽天の藤田は先発出場が減っているが、どこまで数字を伸ばせるか。あと28本に迫った千葉ロッテの角中は、独立リーグ出身では初めての1000本安打となり、ひとつの金字塔を打ち立てることになるだろう。東京ヤクルトの山田哲人、福岡ソフトバンク柳田悠岐と、今働き盛りの主力打者にとっては、1000本安打は通過点に過ぎない。1500安打、2000安打と達成していってもらいたい。

 巨人の亀井は丸の加入で外野手の競争が激化するだけでなく、代打などの途中出場からでも勝負強い打撃を発揮できる力を持っているため、ベンチスタートが多くなる可能性が高い。昨年は107安打、キャリアハイは142安打だったが、今季はどうか。横浜DeNAの主砲・筒香は157安打がキャリアハイ。故障なく働けば達成可能な数字だ。北海道日本ハムの西川はこの中では、一番残る安打数が多いが、打席数が多いトップバッターであり、160安打を記録したこともあるので、十分に可能性があるだろう。

 プロ入りした選手はまず「1000試合出場」を目標にし、次に「1000安打」を目指すという。そういう意味では1000安打も重要な指標だ。何人がクリアするだろうか?

(広尾晃 / Koh Hiroo)