【試合戦評】日本代表がアジアプロ野球チャンピオンシップ初代王者に輝く

2017-11-19 00:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

18日、今永投手(横浜DeNA)の快投でチャイニーズ・タイペイ代表に大勝し「ENEOSアジアプロ野球チャンピオンシップ2017」決勝進出を決めた若き日本代表。今日行われる決勝では、初日に熱戦を繰り広げた韓国代表と再び激突する。アジア一を懸けた大事な先発マウンドに上がるのは、今季13勝を挙げた高卒4年目・田口投手(巨人)だ。

初回、田口投手は球数を要するものの好調な立ち上がり。4回まで1安打3奪三振無失点の好投を披露するが、日本代表は韓国代表の前にあと一本が出ず。試合序盤は静かな展開が続いた。

両チーム無得点で迎えた4回裏、日本代表打線が均衡を破る。先頭の山川選手(埼玉西武)が四球を選び、続く上林選手(福岡ソフトバンク)が犠打を仕掛けるが、フィルダースチョイスで無死1,2塁となる。ここで絶好調の6番・外崎選手(埼玉西武)が田口投手を助ける先制打。前夜に続き、実家のりんご農園も話題を集めている外崎選手のバットで、日本代表が先制点を挙げた。

さらに5回裏、2番・松本選手と3番・近藤健選手という北海道日本ハムの同い年コンビが連打で出塁し、1死から5番・上林選手が四球を選ぶ。そしてこの満塁の好機、打席が回ってきた6番・外崎選手が、勢いそのまま左中間を割る適時打。続く西川選手(広島)も2点適時二塁打を放ち、この回3得点を挙げた日本代表がスコアを4対0とした。

6回裏には4番・山川選手が適時打で2点を追加し、7回裏には7番・西川選手が右翼ポールを巻くような一発。これでスコアは7対0となり、日本代表が韓国代表を突き放していく。

7点リードで迎えた9回表のマウンドには、守護神・山崎康投手(横浜DeNA)が上がった。さすがの投球で韓国代表に反撃を許さず、3人で締めて試合終了。

大会4日目、決勝戦は7対0で日本代表が韓国代表に勝利し、全勝でアジアプロ野球チャンピオンシップ優勝を決めた。先発の田口投手は、7回を投げて被安打3、奪三振6、無失点の快投。後を継いだ石崎投手(阪神)も、危なげなく抑えて山崎康投手につなぎ、初戦で苦戦を強いられた韓国代表に完封リレーを果たす。打っては外崎選手が連夜の大活躍で大会MVPに輝いた。

稲葉監督の初陣にあたる今大会は日本代表が初代王者に輝くという形で幕を閉じ、3年後の東京オリンピックに向けて大きな期待を抱かせる3日間となった。参加した選手たちはここでの得難い経験を糧として、来季からのシーズン、そして3年後の大舞台を見据えてほしい。