28名中27名が平成生まれの侍ジャパン パ・リーグ球団の初選出5人はどんな選手?

2019-02-19 17:08 「パ・リーグ インサイト」望月遼太

西川選手、吉田正選手といったパ・リーグファンにはおなじみの名前も

 2月18日、「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019 日本vsメキシコ」に挑む野球日本代表(侍ジャパン)のメンバーが発表された。強化試合ということもあって各球団から多くの若手が選出され、代表初選出が11名、さらには28名中27名が平成生まれというフレッシュな顔ぶれとなった。そこで、今回は初選出の選手たちの中からパ・リーグの球団に所属している5選手をピックアップし、その経歴と意気込みを紹介していきたい。

・清宮幸太郎選手(北海道日本ハム)

 ゴールデンルーキーとして鳴り物入りでプロ入りを果たした清宮選手は、2018年シーズンは打率.200とプロの壁に苦しみながらも、随所で迫力十分のアーチを描いて存在感を発揮。早稲田実業高校の大先輩である王貞治氏のルーキーイヤーに並ぶ7本塁打を放ち、プロの舞台でもその長打力の片鱗を見せつけた。

 レギュラー奪取を狙って挑む新シーズンに向けて、昨季は体調不良で実戦を離れた春先のコンディショニングもここまで順調そのもの。途中2月17日に行われた阪神との練習試合で2本の適時打を放ち、好調をアピールしていた。昨年に引き続き多くの注目が集まり続ける中で、稀代の大器は日本代表としてどんなバッティングを見せてくれるだろうか。

 清宮選手のコメントは以下の通り。

 「プロ野球選手として侍ジャパンに初めて選出されたことをとても光栄に思います。選手としてはまだまだ未熟ではありますが、日本代表の一員として日の丸を背負う以上、チームの為に全力でプレーします。チームメートには偉大な先輩方がいるので、負けないよう、必死に戦います」

・西川遥輝選手(北海道日本ハム)

 3度の盗塁王、それぞれ2度のベストナインとゴールデングラブ賞と、既にプロとして十二分に実績を残している西川選手にとって、今回が代表初選出というのは少々意外かもしれない。昨季は自身初の2桁本塁打(10本)を記録し、盗塁数(44個)も自己最多。シーズン序盤は不振に陥ったが、7月以降は安定感のある打撃を続けて、苦戦が予想されたチームがAクラス入りを果たす原動力のひとりとなった。

 安定して3割台後半~4割超を記録する出塁率の高さが示すとおり、西川選手はトップバッターとしてのさまざまな要素を高水準で兼ね備えた選手でもある。俊足を活かした外野守備でもたびたびファンを沸かせる球界屈指の韋駄天が、初めて身にまとう代表のユニフォームでどのようなプレーを見せてくれるか注目だ。

西川選手のコメントは以下の通り。

「まずは、代表チームに選出していただいたことに感謝したいです。(侍ジャパン選出は)初めてのことなので、日の丸を背負う責任を感じると思いますし、やるからには、チームの勝利に貢献したいと思っています。このチャンスをモノにできるよう頑張ります」

・森原康平投手(東北楽天)

 森原投手は大学、社会人を経て2016年のドラフト5位でプロ入りすると、1年目の2017年から即戦力の期待に応える投球を見せてチームの序盤戦の快進撃を支えるひとりとなった。6月以降は打ち込まれる試合が増えて防御率4.81という数字に終わったものの、42試合に登板して今後に期待を持たせた。

 続く2018年は手術を行った影響で、1軍初登板が8月中旬までずれ込んだが、その後は9月24日の時点で防御率2.57と復活をアピールした。抑えを任された2試合で計7失点を喫して防御率は跳ね上がってしまったが、その能力を買われての代表入りを新シーズンでの飛躍の足がかりとしたいところだ。

 森原投手のコメントは以下の通り。

「日本代表に選んでいただき大変光栄です。なかなか経験できることではないですので、少しでも多くのことを学びたいと思います。チームの勝利に貢献することはもちろんですが、今後の自分の成長に繋げていけるよう精一杯頑張ります」

・山本由伸投手(オリックス)

 都城高校から2016年のドラフト4位でプロ入りした山本投手は、プロ入り2年目の2018年に中継ぎとして大ブレイク。快速球と鋭いフォークを武器にパ・リーグの強打者たちを抑え込み、年齢に似合わぬ圧巻の投球を披露した。自身初のオールスター出場、リーグ2位の36ホールドポイントと大きな存在感を示し、飛躍のシーズンとした。

 今季はルーキーイヤー以来となる先発への再転向に取り組んでおり、紅白戦でも先発として登板を重ねている。中継ぎ時代に比べてカーブの比率を増やすなどモデルチェンジは着々と進んでおり、金子弌大投手と西勇輝投手が抜けた投手陣にあって、エース格へのさらなる飛躍が期待されるところだ。

 山本選手のコメントは以下の通り。

「選んでいただき、とても光栄ですし、嬉しいです。チームの代表として、日本の代表として恥ずかしくないピッチングができるようにがんばります!」

・吉田正尚選手(オリックス)

 青山学院大学から2015年のドラフト1位で入団した吉田正選手は、豪快なフルスイングから繰り出される、「アメージング」とも形容される驚異的な弾道のアーチでルーキーイヤーからファンに強いインパクトを残してきた。しかし、そのスイングの代償として2年連続で腰痛を発症し、シーズンの半分以上を欠場することを強いられていた。

 だが、昨季はついに故障を克服して自身初の143試合フル出場を果たし、打率.321、26本塁打、86打点、OPS.956とチームの主軸として申し分のない成績を収めた。今年の春季キャンプでも、2月14日の紅白戦で決勝の2点タイムリーを放つなど調整は順調に進んでいる様子。初選出となった侍ジャパンの一員として、代名詞となっている迫力満点のフルスイングがきっと見られるはずだ。

 吉田正選手のコメントは以下の通り。

「今の自分の力を最大限に発揮し、ベストを尽くします。本拠地、京セラドーム大阪での試合ですし、いいところを見せられるようにがんばります!」