球春到来。パ・リーグ4球団のキャンプ初日の模様を振り返る

2018-02-01 20:00 「パ・リーグ インサイト」望月遼太

2月1日、パ・リーグ6球団が同時に2018年春季キャンプスタート。明確なオフシーズンの終了とともに、ペナントレースに向けた各チーム単位の調整がスタートする。

パ・リーグTVでは、北海道日本ハムと千葉ロッテを除く4球団のキャンプ中継配信が行われた。1日目から興味深いシーンがいくつも見られたその模様を、一部切り取って振り返りたい。

【楽天】
今年も沖縄県久米島でキャンプを開始した楽天。ドラフト1位右腕の近藤弘樹投手が早速ブルペン入りした。練習場に響く乾いた捕球音からは、最速150キロを超えると言われる直球の威力がうかがい知れる。

初日から若手やルーキーはもちろん、一軍の投手全員がブルペン入り。リーグ優勝に向け、チーム全体からその強い気持ちが感じられる1日となった。

【埼玉西武】
埼玉西武は宮崎県日南市でキャンプを行った。15年ぶりの復帰となった松井稼頭央選手が、青いユニホーム姿で躍動。バッティング練習では、両打席でミートの感触を確認した。

同じスイッチヒッターの金子侑司選手と並んで打撃を行う場面もあり、キャンプを通じて様々な相乗効果が期待できそうだ。

松井選手はキャンプの手応えについて「非常にいい1日を過ごせたと思います。栗山くん(栗山巧選手)や中村くん(中村剛也選手)が入りやすい環境を作ってくれているので、今日1日スムーズにできたと思っています」と、リラックスした表情で話した。

エース・菊池雄星投手は「2月1日に毎年入るって決めているので」との言葉通り、軽めの調整ながらブルペン入り。

練習後は「ゼロからのスタートなので。去年の順位や16勝したことは忘れて、もう一回まっすぐの質から見直していきたい」と力強く語った。

また、捕手を務めた岡田雅利選手に「今何球ですか?」と確認したが、岡田選手が「ごめん、数えんでええと思った」と返す微笑ましい一幕も見られた。

【オリックス】
宮崎市で行われたオリックスのキャンプはあいにくの空模様で、室内練習からのスタートとなった。

ドラフト1位の田嶋大樹投手がブルペン入りし、しなやかなフォームから迫力のある直球を披露。開幕ローテーション入りに向けアピールした。

さらに、今季からサイドスローに転向する佐藤世那投手が、ひとりブルペンに残って練習を続け、2人のコーチから身振りを交えた熱血指導を受ける場面も。

かつて甲子園を沸かせた快腕が新たなフォームで飛躍を遂げるか、新シーズンの注目ポイントのひとつだ。

また、今季から登録名を「駿太」からフルネームに変更した後藤駿太選手が、初めて「GOTOH」の背ネームをまとってノックを受ける場面も。

オリックスの「後藤」といえば後藤光尊氏を想起するが、後藤選手もこれを機に、光尊氏のような不動の主力選手に成長できるか。

【福岡ソフトバンク】
こちらも雨の影響で室内練習となった福岡ソフトバンクキャンプ。初日から投手陣全員がブルペンに入った。

チーム理念でもある競争原理をまさに前面に押し出した格好で、早くも投手陣全体で熾烈なサバイバルが繰り広げられることが予想される。

以上、パ・リーグ4球団のキャンプ初日の模様を振り返ってみた。パ・リーグTVでは、パ・リーグ球団のキャンプ中継を連日配信している。

キャンプ地まで訪れることができなくても、新入団の注目選手、状態の気になる選手などの練習風景を手軽に楽しむことができる。

2018年シーズンの開幕まで、あと2か月あまり。シーズン中ともオフシーズンとも異なるこの期間を楽しみながら、長く熱いペナントレースの開幕を待ちたい。