パ・リーグ6球団がキャンプイン。一軍スタートの注目選手をピックアップ

2018-02-01 20:49 「パ・リーグ インサイト」編集部

2月1日、パ・リーグ6球団が一斉にキャンプイン。天候に恵まれなかったチームもあり、それぞれのペースで初日を終えた。

今回は一軍キャンプに抜擢された新加入あるいは若手選手の中から、注目選手をピックアップしていきたい。

【北海道日本ハム】
一軍の一次キャンプをアメリカ合衆国アリゾナ州で、二次キャンプを沖縄県名護市で行う北海道日本ハム。注目選手は、何と言ってもドラフト1位の清宮幸太郎選手だ。

歴代最多の高校通算111本塁打を放ち、昨年のドラフトでは7球団競合の末、北海道日本ハム入団が決まった清宮選手。ルーキーの中で唯一、一軍キャンプメンバーに選ばれた。

1月中旬の新人合同自主トレ中に「右手母指基節骨骨挫傷」と診断され、アメリカに向かうチャーター機の不具合に見舞われるなどしたが、キャンプへの参加に影響はない。

新キャプテンの中田翔選手とは、一塁のポジションを争うライバルとなる。まだあどけない高校3年生だが、その身にかかる期待は大きい。

【楽天】
楽天はルーキーの5選手が一軍スタート。中でも注目はドラフト1位の近藤弘樹投手と、負傷の藤田一也選手に代わって一軍キャンプに召集された西巻賢二選手だ。

近藤投手は最速152キロの速球が持ち味で、多彩な変化球も持ち合わせる。憧れは元広島の黒田博樹氏だといい、キャンプ初日からブルペンに入った。

18歳の西巻選手は、福島県出身、楽天ジュニア、仙台育英高校という正真正銘の「生え抜き」。思わぬ形で一軍に呼ばれることとなったが、自慢の守備を見せ付け、この好機を生かしたい。

【埼玉西武】
埼玉西武の注目選手には、キャンプ初日からブルペン入りしたドラフト1位・3位コンビ、齊藤大将投手と伊藤翔投手、15年ぶりに古巣へ復帰した松井稼頭央選手を挙げたい。

齊藤大投手は、明治大学の変則左腕。菊池雄星投手に次ぐ先発左腕の台頭が待ち望まれる中、即戦力として期待が高まる。

伊藤投手は、高校卒業後、徳島インディゴソックスで輝かしい実績を残してNPB入り。2月生まれのため、まだ18歳ながら一軍メンバーに抜擢された。

埼玉西武のドラフト3位の選手は、いずれも主力級に成長している歴史がある。年齢以上の経験を見せ付けて、「埼玉西武のドラフト3位」の価値をさらに高めていきたい。

松井選手は、テクニカルコーチ兼任で15年ぶりに埼玉西武に復帰。キャンプ初日の練習後は「非常にいい1日を過ごせたと思います。栗山くん(栗山巧選手)や中村くん(中村剛也選手)が入りやすい環境を作ってくれているので、今日1日スムーズにできたと思っています」と、リラックスした表情で話した。

【千葉ロッテ】
井口監督の下で巻き返しを狙う千葉ロッテは、一軍・二軍合同でキャンプを行う。注目選手は、ドラフト1位ルーキーの安田尚憲選手だ。

安田選手は188センチ、96キロの恵まれた体格で、高校通算65本塁打を誇る長距離砲。北海道日本ハムの清宮選手と並び称され、即戦力との呼び声も高い。

長年にわたり大砲不在のチームを救うため、キャンプから持ち前の長打力を発揮できるだろうか。

【オリックス】
オリックスはルーキー4選手が一軍スタート。ドラフト1位の田嶋大樹投手、同2位のK-鈴木投手はもちろん注目すべき存在だろう。

社会人ナンバーワン左腕と名高い田嶋投手は、速球、一級品のスライダー、制球で勝負するタイプ。

キャンプ初日からブルペンでしなやかなフォームと迫力ある直球を披露した。前年のドラフト1位である山岡泰輔投手とともに、左右の両輪になることが期待されている。

K-鈴木投手は、登録名の「K」が示す通り奪三振能力に優れた本格派だ。社会人出身のドラ1・2コンビがともに即戦力となれば、かつての投手王国復活も夢ではない。

【福岡ソフトバンク】
連覇を狙う福岡ソフトバンクは、ルーキー全員がB組スタート。注目選手は高卒2年目でA組に入った九鬼隆平選手と、トレードによって楽天から加入した西田哲朗選手だ。

九鬼選手は昨季、高卒ルーキーながら3月17日のファーム開幕戦にスタメン出場。最終的に、三軍で64試合に出場して打率.257ながら、チームトップの7本塁打、12盗塁を記録した。一軍の正捕手争いに旋風を巻き起こせるか、注目だ。

西田選手は、パンチ力のある遊撃手として大きな期待をかけられ、2014年にポテンシャルを見せ付けながら、ここ数年は不本意なシーズンが続いていた。

チームには、東京ヤクルトからトレードで加入し、チームの日本一に貢献した川島慶三選手などの「先輩」が在籍している。西田選手もトレードを良いきっかけとして、この例に続きたい。

球春。この時期は野球界にとって、いわばお正月。3月末のシーズン開幕に向け、選手たちは少しずつ状態を上げていくのだろう。

ぜひそれぞれに注目ポイントを見つけ、このわずかな時間を楽しんでほしい。