趣向を凝らした球場演出で知られる福岡 ヤフオク!ドームが、今年、さらに「すっごい」エンターテインメント空間に進化していることをご存知だろうか。
福岡移転30年を迎える福岡ソフトバンクは、その記念事業として本拠地のドームを大規模リニューアル。ホークスビジョンを筆頭に、3階入場ゲートやコンコースも全面刷新した。外野席拡張と新シートの誕生により、観客収容人数4万席超(40,178名)を実現している。
これまで大迫力の球場演出を可能にしてきた巨大なホークスビジョンは、何と前年より1.7倍拡大。3Dデジタル立体音響システムの最先端スピーカーも導入し、さらに臨場感のあるビジョン演出を楽しめるようになった。
ホークスビジョンと「やまや めんたいこBOX」【イラスト:出内テツオ】
そして、辛子明太子製造販売会社の「やまやコミュニケーションズ」とネーミングライツ契約を締結したことにより、外野席後方エリアに福岡のシンボル・明太子をモチーフにした新シート「やまや めんたいこBOX」が誕生。大きな明太子のオブジェが目を引く個性的なBOXは1つ6名まで利用でき、特典として明太子を堪能できるオードブルも提供される。
球場演出はグラウンド・スタンド内だけにとどまらない。各ゲートには野球や鷹、九州をモチーフにしたデザインが施され、黒と白を貴重としたコンコースには多種多様なフォトスポットと、150枚以上のLED・LCD映像モニターを新設。グラウンド内と連動した演出を行う。紙製のポスターを廃止し、映像を活用した広告も展開していく予定だ。
カウンターにはスマートフォンやPCのUSB接続口を設けたため、今後球場で充電切れに悩む心配はなくなるだろう。コンコース21カ所に設置されたトイレも遊び心満点だ。
また、グッズショップは「ダグアウト」から「HAWKS STORE」へと生まれ変わった。真っ黒でスタイリッシュな外観に一新され、店内はマウンド、バッターボックスなどを彷彿とさせる仕様になっている。