歴代293人が達成も… 通算1000安打は確率4.3%以下の“狭き門”

2019-04-13 07:40 「Full-Count」広尾晃
広島・菊池涼介(左)と千葉ロッテ・角中勝也※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

広島・菊池涼介(左)と千葉ロッテ・角中勝也※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

広島の菊池涼があと14安打、千葉ロッテ角中があと18安打に迫る

 新入団選手が「選手としての目標」を書くと、野手の場合「1000本安打は打ちたい」と書く選手が多いという。「2000本安打」の達成は至難の業で、野手にとって「1000本安打」は現実的な目標となるのかもしれない。1000本安打はここまで歴代で293人が達成している。

 少なくない数字ではあるが、1軍でプレーした経験の選手は6800人を超す。確率4.3%以下の「狭き門」である。今季は、まだ1000本安打をクリアした選手はいないが、あと150本以内に迫っている選手が17人いる。()は今季安打数

川端慎吾(ヤ)999安打 31歳 あと1(未出場)
T-岡田(オ)997安打 31歳 あと3(1安打)
菊池涼介(広)987安打 29歳 あと13(13安打)
藤田一也(楽)985安打 36歳 あと15(5安打)
石川雄洋(De)982安打 32歳 あと18(未出場)
角中勝也(ロ)982安打 31歳 あと18(10安打)
大引啓次(ヤ)981安打 34歳 あと19(1安打)
銀次(楽)951安打 31歳 あと49(今季12安打)
山田哲人(ヤ)939安打 26歳 あと61(12安打)
畠山和洋(ヤ)936安打 36歳 あと64(未出場)
柳田悠岐(ソ)932安打 30歳 あと68(11安打)
嶋基宏(楽)911安打 34歳 あと89(4安打)
中村晃(ソ)906安打 29歳 あと94(未出場)
平田良介(中)898安打 31歳 あと102(15安打)
亀井善行(巨)872安打 36歳 あと128(7安打)
筒香嘉智(De)869安打 27歳 あと131(18安打)
渡辺直人(楽)852安打 38歳 あと148(0安打)

 2015年の首位打者である東京ヤクルトの川端はあと1本まで迫りながら、今季は出遅れている。2010年の本塁打王、オリックスのT-岡田も今季1安打と足踏み。このままいけば、広島の菊池涼や千葉ロッテの角中あたりが先に節目の瞬間を迎えそうだ。

 1000本安打まで「あと10本以内」と迫りながら、引退した選手は4人いる。

興津立雄(広島)998安打
箱田淳(大洋)993安打
滝田政治(阪神)991安打
梵英心(広島)990安打

 昭和中期の選手3人の下に、2017年まで広島でプレーし、現在は社会人のエイジェックで選手兼任コーチを務めている梵の名前もある。松坂世代で新人王、ゴールデングラブ、盗塁王にも輝いた名遊撃手だが、1000本安打まであと10本のところで広島を退団。プロの厳しさを実感させるデータとなっている。

 20歳代や30歳そこそこの選手にとっては1000本安打は通過点に過ぎないが、30代後半になったベテランにとっては「クリアしたい数字」になってくる。東北楽天の藤田や渡辺、東京ヤクルトの畠山、巨人の亀井などにとっては、今季の目標の1つとなるのではないだろうか。

(広尾晃 / Koh Hiroo)