オリックス2年目福田、1番&主将も独自の思考とは? 「もがきたくてもがいている」

2019-05-01 10:13 「Full-Count」篠崎有理枝
オリックス・福田周平※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

オリックス・福田周平※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

広陵高、大学日本代表でもキャプテンを務めた

 プロ2年目でキャプテンに就任したオリックスの福田周平内野手。今シーズンは主に1番を任され、リードオフマンとしての役割も担う。「プレーでチームを引っ張っていきたい」と意気込む新主将に話を聞いた。

 広島・広陵高時代や、大学日本代表でもキャプテンの経験があるが、西村徳文監督から指名されたときは「全く考えていなかったので、びっくりした」という。

「『なんでやろ』と思いましたが、その場で引き受けました。キャプテンとしては、特別なことは何もしていません。ごちゃごちゃ言うのではなく、僕がグラウンドで走りまくっている状態を作って、チームにいい影響を与えられたらと思っています」

 その言葉どおり、オープン戦では打率.296をマーク。4月3日の福岡ソフトバンク戦では4安打を放つなど好スタートを切った。4月30日現在、リーグ3位タイの6盗塁と、足でも存在感を見せている。ここにきて打率を落としているが「もがきまくっています」と、復調に向け試行錯誤を重ねている。

「精神的にも打ちたいという欲が強くなりすぎて、やりたいことができていない。メンタル、コンディショニングを勉強して、なるべくいいイメージで打席に立ちたいと思っています。嫌でもがいているのではなく、もがきたくてもがいている。技術も向上して経験も積んで、長いスパンで成長していきたい。技術向上への鍛錬だと思っています」

「打てなかったらどうしよう」と考えてしまうこともあった。今はその気持ちを抑え、結果にこだわらずリラックスして打席に立つことを心がけている。

「気負い過ぎると絶対にいい結果になりません。結果は二の次。自分では操作できない部分もあるので、結果には目を向けずに、自分のできることをバッターボックスでやるだけ。冷静な自分を作り上げて打席に入り、どんな時も自分のバッティングをするだけです」

 バッターボックスでは、ラインにかかるくらいベース寄りに立つが、インコースを投げられても苦ではないという。

「あそこまで詰めても、さばける自信があります。いいバッターは最後にバットを使います。早めにバットが出してしまうと、ボールが体に当たってしまいますが、最後にバットが出ていれば体には当たらない。そういうバッティングを心がけ、1試合に1回は必ず塁に出たいと思っています」

 昨年、プロで初めてのシーズンを過ごしたが「厳しい世界だと思いましたが、同時にやりがいのある世界。毎日楽しくやらせてもらっています」と笑顔を見せる。2年目に早くもキャプテンの大役を務めるが、プレッシャーは感じていない。

「他のチームはわかりませんが、オリックスは明るくて雰囲気もいい。このチームを引っ張っていけるようなプレーを見せたいと思います」

 どんな時でも現状に満足することはない。常に上を目指して取り組む自らの姿勢、そしてプレーで、26歳のリーダーはチームをけん引していく。

(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)