【インサイト的選手名鑑】デスパイネ選手(福岡ソフトバンク) ~今季も鷹の主軸として。綺麗なアーチを描くキューバの至宝~

2019-05-03 21:00 「パ・リーグ インサイト」望月遼太

【12回裏】長時間に及ぶ乱打戦を制したのはホークス・デスパイネの一打!! 2019/5/3 H-E

アルフレド・デスパイネ/外野手

#54/1986年6月17日生まれ
175cm・95kg/右投右打


 キューバ代表の主軸としても活躍してきたデスパイネ選手は、2014年シーズン途中に千葉ロッテに入団。この年はわずか45試合で12本塁打を放ち、打率も.311と来日初年度からその実力を発揮する。故障やキューバ代表としての活動で欠場する試合もありながら、千葉ロッテでプレーした3年間で54本塁打と長打力を証明。長打力不足に悩むチームにあって、ホームランを期待できる貴重な存在として奮闘した。

 2017年から福岡ソフトバンクに活躍の場を移すと、ホームランテラスの影響で本塁打が出やすい球場に移ったこともあってか、その打撃はさらに進化を見せる。136試合で打率.262、35本塁打、103打点と、来日後初となる30本・100打点超えを達成し、本塁打王と打点王の2冠にも輝いた。移籍初年度から抜群の存在感を発揮して補強の目玉としての期待に応え、チームのリーグ優勝と日本一にも大きく貢献してみせた。

 続く2018年も故障で116試合の出場にとどまり、打率.238と確実性は落としたものの、29本塁打、74打点と変わらぬ長打力を見せてチームの日本一にも貢献。しかし、2019年シーズンは開幕からなかなか調子が上がらず、苦戦を続けている。日本の地でも実力を証明してきた「キューバの至宝」は、ここから巻き返しを見せてくれるだろうか。

デスパイネ選手をもっとよく知るために。パ・リーグ インサイトの過去の記事

かつての本拠地で流れた応援歌。福岡ソフトバンク・デスパイネ選手が球宴で放った特別な一発
https://insight.official-pacificleague.com/news/743
千葉ロッテから福岡ソフトバンクへの移籍初年度となった、2017年に掲載された記事。前年まで本拠地としていたZOZOマリンスタジアムで行われた球宴の第2戦で応援団が行った粋な計らいと、MVPに選出されたデスパイネ選手のヒーローインタビューでの“お返し”は話題となった。

デスパイネが志願の休日特打 指揮官相手に20分 最後は疲れて大の字に
https://insight.official-pacificleague.com/news/3525
ホークス工藤監督がデスパ相手に打撃投手「スタッフを休ませたかったので」
https://insight.official-pacificleague.com/news/3524
当時、打率1割台と不振にあえいでいたデスパイネ選手は、休日にもかかわらず特打を申し出た。休日ゆえに打撃投手も不在だったが、悩める助っ人に助け舟を出すため、47歳まで現役を続け、通算224勝を挙げた工藤公康監督が自ら一肌脱いだ。デスパイネ選手の真面目な性格と、指揮官との信頼関係がうかがえる一幕だった。

今後も継続!? 鷹デスパイネが3戦4発、好調要因は「ケンタッキーパワーね」
https://insight.official-pacificleague.com/news/5000
川島慶三選手、柳田悠岐選手とお金を出し合い、フライドチキンを分け合って食べていたというデスパイネ選手。外国人選手という立場ながら、チームに溶け込んでいる様子がうかがえるエピソードのひとつだ。