吉田正尚~フルスイングだけでなく応援グッズも魅力的な若き主砲~(オリックス・バファローズ)【インサイト的選手名鑑】

2019-05-07 17:00 「パ・リーグ インサイト」望月遼太

《THE FEATURE PLAYER》B吉田正 優雅な雰囲気が漂う打撃まとめ(C)パーソル パ・リーグTV

吉田正尚(よしだ・まさたか)/外野手

#34/1993年7月15日生まれ
173cm・83kg/右投左打


 福井・敦賀気比高校 - 青山学院大学を経て、2015年のドラフト1位で入団。代名詞でもある豪快なフルスイングから放たれる規格外の打球が多くの話題を集めるが、NPB通算打率は3割を超え、出塁率も3年連続で4割を超えるという確実性と選球眼も持ち合わせている。加えて2019年は521打数で64三振にとどまっており、決して「振り回す」だけの打者ではない。打者としてのトータルバランスに優れた、底知れないポテンシャルを持つ大器である。

 プロ入り1年目の2016年は開幕スタメンに抜てきされると、ドラフト制導入後の新人タイ記録となる6試合連続安打を記録。最終的には63試合で打率.290、10本塁打、34打点、OPS.854の堂々たる成績を残した。続く2017年は64試合で打率.311、12本塁打、38打点、OPS.928とハイレベルな打撃を見せながらも、試合数が示す通り、腰痛の影響でシーズンを通じて戦い抜くことができていなかった。

 ヘルニア手術を経て臨んだ2018年、ついに長年悩まされてきたケガを克服。全143試合に出場して打率.321、26本塁打、86打点、OPS.956という数字を残し、その打撃技術の高さを改めて証明した。2019年も4番としての活躍に期待がかかったが、開幕カードで対戦した北海道日本ハムの栗山英樹監督は、三塁手を一二塁間の後方に配置する「吉田シフト」を敢行。この影響もあってか開幕から打撃の調子を崩してしまい、本来の打撃は影を潜めてしまう。

 しかし、夏場から尻上がりに調子を上げ、7月と9月に「大樹生命月間MVP賞」を受賞するほどの活躍を見せる。最終的に打率.322、29本塁打、85打点で4年目のシーズンを終え、打率と本塁打数においてキャリアハイを更新した。打率は埼玉西武・森友哉選手に次いで2位にあたり、豪快な打撃のうちに確かなバッティングセンスをのぞかせた。

 そして、吉田正選手といえば「Buffaloes正尚チャンスダンベル」。2018年、自ら「マッチョをイメージした応援グッズを作ってほしい」とリクエストし商品化されたものがヒット。2019年バージョンも販売されファンの間で定番の応援グッズとなった。そんなグッズも魅力の若き主砲はこれからもチームをけん引していく。

(2020/2/3 追記)

《THE FEATURE PLAYER》Bs吉田正 マッチョな豪快打も、技アリの一打も(C)パーソル パ・リーグTV

吉田正尚選手をもっとよく知るために。パ・リーグインサイトの過去の記事

ついに全試合出場、オリックス・吉田正尚が振り返る2018年 交流戦に生きた台湾WLの経験とは?
吉田正選手自身が、2018年のシーズンについて振り返ったインタビュー記事。本人が転機になったと語る試合や、ルーキーイヤーに格の違う成績を残したアジア・ウインターリーグ・ベースボールについて、そして独自の4番論といった興味深い話題が取り上げられている。

オリックス吉田正のオリジナルグッズ発売 「元気よく踊ってください」
2018年、人気を博した「Buffaloes正尚チャンスダンベル」は、2019年に元気に目立つ「マッスルイエロー」にカラーチェンジ。合わせて「Buffaloes正尚マッチョタンクトップ」も販売された。

バファローズ・吉田正 豪快な勝ち越しHRとバット投げをマルチで(C)パーソル パ・リーグTV