近藤健介~夢の4割打者へ。天才の呼び声高い、卓越した打撃センスと選球眼を持つ若き好打者~(北海道日本ハムファイターズ) 【インサイト的選手名鑑】

2019-05-15 22:25 「パ・リーグ インサイト」望月遼太

《THE FEATURE PLAYER》F近藤 アグレッシブな好守備まとめ(怪我しませんように!!)(C)パーソル パ・リーグTV

近藤健介(こんどう・けんすけ)/外野手

#8/1993年8月9日生まれ
173cm・86kg/右投左打


 横浜高校から2011年のドラフト4位で北海道日本ハムに入団。その打撃センスやバットコントロールは「天才」と形容されることも多く、逆方向に力強く伸びる打球も持ち味の一つだ。2018年までの通算出塁率が.397という卓越した選球眼も持ち合わせ、25歳の若さながら打者としての完成度はきわめて高い。通算打率も3割を超えており、リーグを代表する好打者のひとりとしてファイターズ打線の中軸を担う存在だ。

 近藤選手の打棒がとりわけ大きな話題を集めたのは、プロ入り6年目の2017年だった。この年はケガで57試合の出場にとどまりながら、231打席で打率.413、出塁率.567、OPS1.124という驚異的な成績を記録。ケガさえなければ首位打者はおろか、日本プロ野球史上前例のない4割打者誕生の可能性すらあったのではないかと思えるような、圧倒的な打撃内容を見せていた。

 守備面に目を向けると、近藤選手は入団当初、強肩の捕手として将来を嘱望される存在だった。しかし、2014年に三塁手のポジションで出場機会を増加させると、その後は指名打者や外野手として活躍を続けている。現在は主に左翼手を務めており、外野守備でもフェンスを恐れないガッツあふれるプレーをたびたび披露してファンを沸かせている。

 そして迎えた2019シーズン、138試合に出場し、打率.302、2本塁打、59打点、出塁率.422で、「最高出塁率」のタイトルを獲得。これまで度重なるケガに活躍を阻まれてきたが、2019年は1年間通して1軍で活躍し続け、オフに開催されたプレミア12では、絶好調だった広島・鈴木誠也選手につなぐ3番の役割を十二分に全うした。左翼手としてのビッグプレーもあり、実力を世界に見せつけた。2019年3月に結婚を発表し、公私ともに充実の一途をたどる天才打者は、2020シーズンもその芸術的な打撃を見せ続けてくれるだろうか。

(2020/1/29 追記)

近藤選手をもっとよく知るために。パ・リーグインサイトの過去の記事

北海道日本ハム近藤が目標の大台到達 来季の首位打者獲りへ柳田&秋山に真っ向勝負
https://insight.official-pacificleague.com/news/9801
年俸の昇給額の一部を使って、毎年1月の自主トレで使用している鹿児島県・徳之島の施設のためにマシンとネットを購入し、自主トレ後も現地の利用者に使ってもらうという「恩返し」のプランも明かした近藤選手。2019年の目標として、「これからもずっと獲りたいタイトル」と語る首位打者獲得に加えて、自身初の全試合出場も同時に掲げていた。

王選手が北海道日本ハムで気になるのは? 監督も「近ちゃんと競って大記録を」
https://insight.official-pacificleague.com/news/10092
北海道日本ハムで気になる選手は? という質問に対し、U21の時に対戦経験がある、という理由で近藤選手の名前を挙げた王柏融選手。台湾球界で2年連続の打率4割超えを達成した経験を持つ王選手と、2017年に規定打席未満ながら打率.413を記録した近藤選手のコンビに対して、栗山英樹監督も大きな期待を寄せていた。

北海道日本ハム近藤がスーパーキャッチ。猛ダッシュ→ためらいなくフェンスへダイブ
https://insight.official-pacificleague.com/news/6180
北海道日本ハム・近藤が圧巻の美技!ジャンプ一番、臀部から着地もボール離さず
https://insight.official-pacificleague.com/news/7794
近藤選手が2018年に見せた2つのファインプレーを動画付きで紹介。フェンスに激突しながらファウルフライを捕球したシーンでは、マウンドに上がっていたマイケル・トンキン投手も笑顔のガッツポーズで近藤選手の好守を称えた。守備でも球場の雰囲気を変えることができるポテンシャルが、この2つのプレーからも垣間見える。

近藤健介は追い込まれてからも強かった。ストライク数による成績の違いとは?
https://insight.official-pacificleague.com/news/19532
高い打率と出塁率を誇る近藤選手。そのバッティング技術は追い込まれてからの数字にも表れている。”夢の4割打者”に、どこまで近づけるのだろうか。これからも注目していきたい。