“当たり年"の予感漂う? 期待の星がズラリ。2016年ドラフト組が熱い

2018-03-02 15:24 「Full-Count」編集部

《THE FEATURE PLAYER》『たまらんゴロ捌き』を一気に振り返る!!

過去の“当たり年"といえば、松坂大輔投手が指名された1998年

かつて、プロ野球界で数多くの好選手を輩出した世代といえば、真っ先に名前が挙がるのは「松坂世代」だろう。

1998年のドラフトで高校生が指名され、松坂大輔投手をはじめ、藤川球児投手(阪神)、東出輝裕氏(広島)、實松一成選手(日本ハム)らがプロの門を叩いた。

この年のドラフトでは、他に中日に福留孝介選手、岩瀬仁紀投手、上原浩治投手、二岡智宏氏(ともに巨人)、金城龍彦氏(横浜)、新井貴浩選手(広島)、福原忍氏(阪神)、建山義紀氏、森本稀哲氏(ともに日本ハム)、小林雅英氏、里崎智也氏(ともにロッテ)といった球界を代表する選手へと成長を遂げた面々も大学や社会人からプロ入りしている。

1998年のドラフトは、その歴史を見ても、空前の“当たり年"だったと言えるだろう。

いまでは、ヤンキースでも活躍する田中将大投手が楽天に入団した2006年のドラフトも、数多くの好選手を輩出している。この時は大学・社会人ドラフトと高校生ドラフトに分離されて行われている。

高校生では田中将大投手を筆頭に、前田健太投手(広島)、坂本勇人選手(巨人)、吉川光夫投手(北海道日本ハム)、福田永将選手(中日)、梶谷隆幸選手(横浜)らがプロ入り。

大学、社会人でも岸孝之投手(西武)、大隣憲司投手、森福允彦投手、長谷川勇也選手(いずれも福岡ソフトバンク)、角中勝也選手(千葉ロッテ)、大引啓次選手(オリックス)、嶋基宏選手(楽天)、浅尾拓也投手(中日)などがプロの世界に身を投じている。

そんな過去の“当たり年"に匹敵しそうな、予感を抱かされる年がある。それが2016年、今季2年目を迎える選手たちである。各球団の2018年で期待の若手選手(ルーキーイヤーで活躍した選手も含む)を見ると、2016年ドラフト入団組が数多い。

もちろん2015年のドラフト組も、今季のルーキーも楽しみな選手は多いのだが、2016年組は各チームの成績を左右するだけでなく、今後の球界を担っていきそうな大器の予感を感じさせている選手がいる。

その2016年ドラフト組。既に一軍戦力として定着している選手も含め、今季期待されている将来性豊かな選手を見てみよう。昨季、日本一に輝いた福岡ソフトバンクをはじめに、パ・リーグから。

王者福岡ソフトバンクは将来性豊かな投手が

○福岡ソフトバンク
1位 田中正義投手(創価大)
2位 古谷優人投手(江陵高)
3位 九鬼隆平捕手(秀岳館高)
育2位 長谷川宙輝投手(聖徳学園高)

5球団が競合した田中投手をはじめとし、高いポテンシャルを秘める選手がいる。古谷投手は最速154キロの左腕、長谷川宙投手は育成選手ながら最速149キロを誇り、期待されている。怪我人が相次いだ捕手にあって、九鬼選手は2番手捕手となる可能性も。

○埼玉西武
2位 中塚駿太投手(白鴎大)
3位 源田壮亮内野手(トヨタ自動車)
4位 鈴木将平外野手(静岡高)
5位 平井克典投手(Honda鈴鹿)

ドラフト3位の源田選手は言うに及ばず。昨季の新人王で不動の遊撃手となった。平井投手も昨季、中継ぎとして一軍で実績をあげた。本格派の中塚投手と、俊足が武器の鈴木選手は、今季の台頭が期待されている2人である。

○楽天
1位 藤平尚真投手(横浜高)
2位 池田隆英投手(創価大)
3位 田中和基外野手(立教大)
4位 菅原秀投手(大体大)
5位 森原康平投手(新日鉄住金広畑)
9位 高梨雄平投手(JX-ENEOS)

高梨投手は昨季、左キラーとして大活躍。菅原投手、森原投手、田中選手も一軍で実績を積み、今季の更なる成長が期待されている。藤平投手は今季のローテ入りが確実視されており、未来のエース候補。池田投手もローテ入りの有力な候補となっている。

○オリックス
1位山岡泰輔投手(東京ガス)
2位黒木優太投手(立正大)
4位山本由伸投手(都城高)

山岡投手は昨季、ローテの一角として投げ、8勝をマーク。今季はローテの柱の1人として期待されている。黒木投手も昨季、中継ぎ陣の一角としてフル稼働し、勝利の方程式の1人となるべき存在。山本投手はプロ初勝利を挙げ高い潜在能力を誇る右腕で、注目すべき投手である。

○北海道日本ハム
1位 堀瑞輝投手(広島新庄高)
2位 石井一成内野手(早稲田大)
4位 森山恵佑外野手(専修大)
8位 玉井大翔投手(新日鉄住金かずさマジック)

石井一選手は昨季1年間、一軍で経験を積み、玉井投手も24試合に登板。堀投手は将来が楽しみな左腕。昨秋の「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ」の侍ジャパンに選ばれ、3月3日、4日の「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」の代表にも選ばれた期待の星だ。森山選手は和製大砲候補の1人だ。

○千葉ロッテ
1位 佐々木千隼投手(桜美林大)
2位 酒居知史投手(大阪ガス)
5位 有吉優樹投手(九州三菱自動車)

佐々木投手、酒居投手、有吉投手の3投手ともに昨季から一軍でプレーしてきた。佐々木投手と酒居投手は先発ローテを任されており、2年目の今季は更なる成長が期待されている。有吉投手は中継ぎとして53試合に投げており、今季は昨季以上の投球が期待される投手だ。

広島、阪神にも高卒で期待の選手が

○広島
1位 加藤拓也投手(慶應大)
2位 高橋昂也投手(花咲徳栄高)
4位 坂倉将吾捕手(日大三高)

セ・リーグ王者で大きな注目を浴びているのが、高橋昂投手と坂倉選手の2人。高橋昂投手は一軍キャンプに参加して好投を続けており、一軍入りへアピール中。坂倉選手は“打てる捕手"として大きな期待を寄せられている。加藤投手は昨季、プロ初登板で9回1死まで無安打無得点の快投を見せ、初勝利をあげた右腕だ。

○阪神
1位 大山悠輔内野手(白鴎大)
2位 小野泰己投手(富士大)
3位 才木浩人投手(須磨翔風高)
5位 糸原健斗内野手(JX-ENEOS)

大山選手は昨季4番も務めた和製大砲。小野投手も先発ローテとして登板を重ねており、2人は今季はチームの主力としての活躍が求められている。ポテンシャルを高く評価されているのは、才木投手。150キロ超のストレートを武器に、将来のエース候補として期待されている。遊撃争いを続ける糸原選手は春季キャンプで首脳陣からも高評価を得ている。

○横浜DeNA
1位 浜口遥大投手(神奈川大)
5位 細川成也(明秀日立高)
9位 佐野恵太(明治大)
育1位 笠井崇正(信濃グランセローズ)

浜口投手はルーキーイヤーで2桁勝利を挙げた左腕。横浜DeNA自慢の左腕3本柱の1人で、今季もローテの中心として期待される。細川選手、佐野選手は期待の和製大砲候補2人。春季キャンプ前に支配下に昇格した笠井投手は、評価が急上昇しており、開幕一軍に割って入ってくる可能性も。

○巨人
1位 吉川尚輝内野手(中京学院大)
2位 畠世周投手(近畿大)
3位 谷岡竜平投手(東芝)
6位 大江竜聖投手(二松学舎大附高)

畠投手は昨季もローテを担い、今季も先発の一角としてきたいされている。1年目は故障で出遅れた吉川尚選手だが、今季は正二塁手候補に名前が挙がっている。谷岡投手は一軍キャンプメンバーとしてアピールしており、開幕一軍入りも。大江投手は将来性豊かな左腕。

○中日
1位 柳裕也投手(明治大)
2位 京田陽太内野手(日本大)
4位 笠原祥太郎投手(新潟医療福祉大)
6位 丸山泰資投手(東海大)
育1位 木下雄介投手(徳島インディゴソックス)

京田選手は昨季の新人王で、不動の遊撃手。今季もチームの中心を担う1人で、昨季以上の成績を求められる。柳投手と笠原投手は先発ローテを争い、一軍キャンプでアピールしていた。丸山投手は中継ぎで一軍入りを狙っており、最速150キロを誇る育成の木下投手も楽しみな存在だ。

○東京ヤクルト
1 寺島成輝投手(履正社高)
3 梅野雄吾投手(九産大九産高)

寺島投手、梅野投手ともに、将来的にはチームの中心投手になってもらわないと困る若手投手。寺島投手は最速150キロを誇る左腕で、一軍キャンプに参加していた。昨季2試合に先発した梅野投手も一軍でキャンプインし、アピールしている。