新人時代から4年連続2桁勝利クリア。大逆転でのAクラス入りへエースが導く

2016-08-06 00:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

一つの目標をクリアした。楽天・則本投手が6日、埼玉西武戦に先発し7回3失点で10勝目。新人から4年連続で2桁勝利を達成。「もう少し、しっかりとした投球で10勝したかったけど、本拠地で達成できてうれしいです」と笑顔を見せた。

立ち上がりは不安定だった。初回、1安打2四球で無死満塁。山川選手は三振に仕留めたものの、浅村選手の右犠飛に失策も絡んで2失点。続く栗山選手にも四球を与えるなど制球が定まらず、表情をしかめるシーンが多かった。それでも、その裏の攻撃で味方が同点に追い付くと、そこから立ち直った。6回までゼロを並べる。試合前までリーグトップの145奪三振を記録していた右腕は、この日も三振を量産。今季最多タイの12奪三振で記録を伸ばした。

力投のエースを4回に打線が援護。1死満塁、1番の島内選手が右中間に「プロ入り初というか、人生で初めてかも」という満塁本塁打。「嶋さんが(四球で)いい形でつないでくれたので、犠飛でもいいと思って打席に立ちました。ノリ(則本)のときに打てていなかったので、良かったです」。ダイヤモンドを回る際、1塁走者だった嶋選手を追い抜かんばかりの全力疾走で球場を沸かせた。これには則本投手も「嶋さんと島内さんが追いかけっこしていて面白かった」とベンチ脇で爆笑。球場とエースのテンションも高めるグランドスラムだった。

新人の2013年に開幕投手という大役を務め、田中将大投手と先発2本柱としてリーグ優勝、日本一に大きく貢献。2014年が14勝、昨年も10勝をマークした。開幕投手も4年連続。大きなケガをせず、毎年先発ローテーションを守り抜く強靭な肉体が、則本投手の一番の強みといえる。

3位の千葉ロッテとは12ゲーム差と、大きく離されている現状だが、則本投手は下を向かない。「一つずつ、勝ちをつかみ取ってまずは3位を射程圏内に入れられるように。一生懸命やっていきたい」。お立ち台で誓うと、Koboスタ宮城のファンから大歓声を受けた。大逆転でのAクラス入りへ。則本投手が一戦必勝で残り試合を戦い抜く。