地元出身の山川穂高選手が圧巻の3ラン。沖縄でのカード初戦は埼玉西武に軍配

2019-05-21 22:33 「パ・リーグ インサイト」編集部

沖縄出身・第20号3ランを放った山川穂高選手

 5月21日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクの第10回戦は、7対6で埼玉西武が逃げ切り勝利。山川穂高選手と東浜巨投手が対決する沖縄県民垂涎の一戦は、後輩の山川選手に軍配が上がった。

 2回裏、埼玉西武が先制した。沖縄出身の福岡ソフトバンク先発・東浜巨投手を相手に、同郷の後輩である山川穂高選手は三ゴロに倒れるも、2死から栗山巧選手が「自分のタイミングでチュンジュク(沖縄方言で「強く」)スイングができました」と述べる第2号2ランを放つ。

 先制された福岡ソフトバンクは4回表、埼玉西武の先発・十亀剣投手からグラシアル選手のソロで1点差に詰め寄るも、5回裏、埼玉西武がリードを広げる。外崎修汰選手の適時打と森友哉選手への押し出し四球で得点を重ね、4対1と、福岡ソフトバンクを突き放した。

 しかし、福岡ソフトバンクも首位の意地を見せる。3点を追う7回表、埼玉西武の2番手・平井克典投手から、四球と内野安打で1死1,2塁とすると、1番・釜元豪選手が適時打。さらに押し出し四球でも追加点を挙げ、3対4と再び1点差に詰め寄った。

 またも追い上げられた埼玉西武は、この直後の攻撃で凱旋試合の4番が魅せた。7回裏、1死1,2塁の好機を迎えると、代わった松田遼馬投手を山川選手が捉える。「沖縄のみなさんのために打ちました! 鳥肌全開です!!」と語る完璧な第20号3ランを地元の夜空にかっ飛ばし、7対3と再度福岡ソフトバンクを突き放した。

 食い下がる福岡ソフトバンクは8回表、パスボールと捕逸による振り逃げの間にそれぞれ得点を挙げると、9回表には埼玉西武・増田達至投手を追い込み、グラシアル選手の適時打で1点差まで迫るが、あと一本が出ず。試合は、7対6で埼玉西武が逃げ切り勝利した。

 埼玉西武は4投手全員が失点と苦しい展開となったが、山川選手が試合を決めるさすがの活躍。同じく凱旋登板となったものの、黒星を喫した福岡ソフトバンク・東浜巨投手は、4.2回、4安打6四球4失点という成績に終わり、「地元の沖縄でマウンドに立つことができ、声援も本当にうれしかったです。ただ、結果が全てです」と、球団を通してコメントした。

文・今泉友香