逆方向は好調のバロメーター。千葉ロッテ・井上晴哉

2018-03-06 21:13 「パ・リーグインサイト」岩下雄太

悔しい結果に終わった昨シーズン

“アジャ”の愛称で親しまれる千葉ロッテの井上晴哉選手。

昨年は2016年にチームトップの24本塁打を放ったデスパイネ選手(現福岡ソフトバンク)が退団したこともあり、井上選手の長打力に大きな期待がかかった。

本人も昨年の春季キャンプを前に「最低2ケタは打ちたい」と目標に掲げていた。しかし結果は0本塁打に終わり、不完全燃焼のままシーズンが終了。井上選手は「結果ばかりを追いかけてしまった。自分のやるべきことが継続できなかった」と悔しがった。

センターから逆方向に強い打球

5年目の今季は昨年の反省を踏まえ、「ボディーターン」を強く意識した打撃に取り組んでいる。

今年の井上選手の特徴は引っ張るだけでなく、3月1日の楽天との練習試合でセンターへの犠牲フライ、センターへのタイムリー、オープン戦が始まってからも3月6日の巨人戦で右中間スタンドに2ランを放つなど、センターから逆方向への打球が非常に多い。

井上選手は「打球はセンターの方がいい当たりというか、意識はそっち(逆方向)においている」と明かし、「自分の調子自体は逆方向にいっているときはいい形でもあるし、そういう打球を打てるようにやっています」と説明した。

ライバル加入も前向き

井上選手は一塁を主戦場にしていることもあり、レギュラーを勝ち取るためには、新外国人との競争が強いられる。5日の巨人戦からは、新外国人のドミンゲス選手が一軍に合流し、レギュラー争いがさらに激化しそうだ。

それでも井上選手は「毎年新しい外国人選手と勝負しないといけない」と特別意識をしていない様子。「井口さんが監督に回ったということもあって、ライバルというかポジション争いは一人抜けたとプラスに考えています」と前向きに捉える。

「やりたいことを意識してできている。それがシーズンを通して続けられるようにやっていきたいです」。このように意気込む井上が、今季レギュラーをつかみ、チームの勝利に導く打撃を多く披露できるか注目だ。