埼玉西武山川、65発ペースも打点にもこだわり 昨季は浅村に負け「相当悔しかった」

2019-06-07 08:04 「Full-Count」編集部
勝利を喜んだ埼玉西武・山川穂高(右)と佐藤龍世※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

勝利を喜んだ埼玉西武・山川穂高(右)と佐藤龍世※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

6日の広島戦で2打席連発の24号、25号を放ち年間65発ペース

■埼玉西武 9-2 広島(交流戦・6日・メットライフ)

 埼玉西武の山川穂高内野手が6日の広島戦(メットライフ)で2打席連発となる24号2ランと25号ソロを放った。

 衝撃の一打に球場が沸いた。3回、無死一塁で打席に入った山川は1ボールから広島先発・山口のスライダーにバットを合わせ思い切り振りぬくと、打球はカープファンで埋め尽くされたライトスタンド上段に消えた。逆方向への特大2ランに辻監督は「初めて見たよ。すごかったね」と驚きを隠さなかった。山川は「完璧でした。しっかり振ることができたし、狙っていたわけではないけれど、あの方向に出てくれてよかった」と頷いた。

 2日の千葉ロッテ戦(ZOZOマリン)で23号ソロを放ってから2試合、本塁打から遠ざかっていた。それでも交流戦に入ってからの2試合ではいずれもマルチヒット。調子は上向きのように思えるが、山川のこだわりはやはり“ホームラン”だ。

「僕がヒットで1塁に出ても、点を入れるためにあとヒット2本が必要。でもホームランなら1本で1点を入れることができる」と胸を張る。

 そうして自らの打棒で積み重ねた打点は早くも「60」となり、2位に15打点以上の差をつけリーグトップだ。山川は「打点は取れるときに取らないと。浅村さんに負けて相当悔しかった」と昨季3打点差で打点王をさらわれた苦い経験を噛みしめた。

 この日に2発で25本塁打とし、公約の50本塁打まで88試合を残し早くも半分までたどり着いた。驚異の65本ペースにも山川は「ホームランは1本ずつしか増えません。明日も1本打つのが最優先。周りの言うことに対して焦らず、どっしりしていたい」とマイペースを貫く。野球の華はホームラン。山川の描く放物線が、これからも全てを魅了していく。

(安藤かなみ / Kanami Ando)