【試合戦評】悪い流れを断ち切る完封勝利。この白星を機に福岡ソフトバンクが再び突き放すか

2016-08-13 00:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

3連勝中の3位・千葉ロッテと6連敗中の首位・福岡ソフトバンク。直近の成績では明暗くっきり分かれる2チームによる対決は、ハイペースで試合が進む非常にテンポの良い一戦となった。

千葉ロッテの先発・関谷投手は走者を背負うも打たせて取る投球で後続を封じ、2回まで無失点の立ち上がり。一方の福岡ソフトバンク・千賀投手は高めに浮く投球が目立ち、制球に苦しむ立ち上がりとなる。しかし相手打線の打ち損じにも助けられ、こちらも負けじと無失点に抑え込む。

関谷投手は3回以降も変わらずに粘り強く投げ続け、5回までの15個のアウトのうち、11個をゴロアウトで奪う投球内容。千賀投手は3回に圧巻の3者連続三振を奪うなど徐々に調子を上げ、球威で千葉ロッテ打線を抑え込んでいく。

試合が動いたのは6回。打者3巡目に回る攻撃で、2死から2番・中村晃選手と3番・柳田選手の連打で1,3塁のチャンス。ここで途中出場の4番・明石選手が体勢を崩されながらも、片手一本で引っ張る適時打。「ここ最近は流れが悪かったので、先制点が取れて良かった」という技ありの一打で関谷投手から先制点を奪取。さらに6番・吉村選手の2点適時打で加点し、中盤にようやく流れを呼び込む。

援護を受けた千賀投手は6回、7回といずれも3者凡退に抑える投球。投球数は85と余力を残しながらも、8回からは救援陣にバトンを渡す。後を受けた2番手・スアレス投手、3番手・サファテ投手が危なげなく反撃を抑え込み、被安打1の完封リレーで勝利を飾った。

投打ががっちりとかみ合い、連敗を6でストップした福岡ソフトバンク。連敗の間に北海道日本ハムと千葉ロッテの2チームがジリジリと迫ってきた。しかし、好内容で千葉ロッテを下したこの勝利は間違いなく大きな1勝となるだろう。再び本来の勢いを取り戻すことができるか、今後の戦いに注目が必要だ。