吉田輝星がプロ初先発・初勝利の快挙。継投で逃げ切った北海道日本ハムが連勝

2019-06-12 20:48 「パ・リーグ インサイト」編集部

6/12 ファイターズ対カープ ダイジェスト

 6月12日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと広島の「日本生命セ・パ交流戦」第2回戦は、2対1で北海道日本ハムが勝利。先発した吉田輝星投手は、ドラフト制導入後の高卒ルーキーとしては史上19人目となるプロ初先発・初勝利を挙げた。

 北海道日本ハムのドラフト1位ルーキー・吉田輝星投手が先発することで注目を集めたこの試合。ゴールデンルーキーはその期待に応える素晴らしい投球を披露した。

 初回、広島の先頭打者・長野久義選手に安打、続く菊池涼介選手、4番・鈴木誠也選手に四球を許し、1死満塁のピンチを招いたが、続く西川龍馬選手、磯村嘉孝選手を三振と三ゴロに打ち取り無失点。ルーキーらしからぬ落ち着いた投球でこの窮地を切り抜けた。

 1回裏に大田泰示選手の12号ソロで先制した北海道日本ハムは、2回表、吉田輝投手が2死から田中広輔選手、長野選手に連打を浴び同点とされたが、直後に再度勝ち越した。

 2回裏、この回先頭の6番・渡邉諒選手、平沼翔太選手が連打で出塁、1死から9番・石川亮選手、西川遥輝選手も連打を放ち、1点を勝ち越し。セ・リーグ防御率2位の大瀬良大地投手から2イニング連続の得点を挙げ、リードを取り戻すことに成功する。

 援護を受けた吉田輝投手は、3回表を3者凡退に抑えると、4回表は2死から得点圏に走者を背負うも無失点。迎えた5回表は広島の上位打線を3者凡退と、圧巻の投球を披露する。5回、打者21人に対し84球、4安打4奪三振2四球、1失点の内容で、勝ち投手の権利を得てマウンドを降りた。

 わずか1点リードの北海道日本ハムは、6回表を井口和朋投手、7回表を公文克彦投手、8回表をロドリゲス投手に託し、それぞれが1イニングを3者凡退に抑える完璧な継投。最終回は石川直也投手がピンチを招くも、得点を与えず広島打線をシャットアウト。試合は2対1で北海道日本ハムが勝利した。

 プロ初先発初勝利を挙げた吉田輝投手は、降板後、「初めての一軍マウンドで、試合開始から雰囲気は違うなと思いました。それでも、緊張はあまりせずに、初回から投げられました。しっかりと指にかかった真っすぐはファウルが取れたし、後半は多少コースが甘くなっても、うまく空振りも奪えました。初対戦ということもありますが、自分の真っすぐはある程度通用したのかなと思います。1回、2回とピンチもありながら最少失点でしのいで、3回以降はリズムよく投げられました」と自らの投球を振り返った。

文・東海林諒平