北海道日本ハム中島、決死の本塁突入も実らず「あそこはやるしかなかった」

2019-07-01 10:32 「Full-Count」石川加奈子
北海道日本ハム・中島卓也※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)

北海道日本ハム・中島卓也※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)

8回2死一、二塁で三盗成功も、清水が一二塁間で挟まれ…

■福岡ソフトバンク 4-3 北海道日本ハム(30日・札幌ドーム)

 北海道日本ハムは30日、本拠地・札幌ドームで福岡ソフトバンクに痛恨の逆転負け。今季ワーストの6連敗を喫して、借金1となった。

 1点を追う8回、中島卓也内野手の一か八かの勝負をかけた本塁突入は無情にもアウトになった。逆転された直後の8回だった。2死から下位打線が連続四球を選んで一、二塁のチャンスをつくる。マウンドにはモイネロ、打席には代打の田中賢介内野手。その6球目に二走の中島がスタートを切った。

「(モイネロの)足が大きく上がっていたので。(外野が浅く守っていて)ワンヒットでは還れないと思ったので(三塁コーチャーの)川名さんに“行っていいですか”と言ったら“いいよ”となって」と相手の隙を突いた三塁盗塁は見事に成功した。

 だが、チャンスを広げたのもつかの間、捕手の甲斐は三塁へは投げずに擬投した後、一走の清水優心捕手が飛び出したのを見て二塁へ。一、二塁間に挟まれた清水を見た中島は「優心は確実にアウトになる。それならホームで勝負した方がいい」とタイミングを計って本塁へ突入した。

 タッチをかいくぐって左手を滑り込ませたかに見えたが、甲斐のミットがほんの少し先に中島の頭に触れていた。栗山英樹監督のリクエストも実らず、リプレー検証でも判定は覆らなかった。「あそこはやるしかなかったので」と振り返った中島。連敗中の流れの悪さを象徴するように、紙一重のプレーで勝利の女神は微笑んでくれなかった。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)