【MLB】大谷は「人々の想像を超えている」米の“公開謝罪”記者が前半戦を大絶賛

2019-07-09 10:59 「Full-Count」編集部
エンゼルス・大谷翔平※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)

エンゼルス・大谷翔平※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)

米ヤフースポーツのパッサン記者が語る大谷の前半戦

 エンゼルスの大谷翔平投手は、打率.303、14本塁打38打点、OPS(出塁率+長打率).924という好成績で前半戦を終えた。右肘靭帯再建手術の影響で、5月7日のタイガース戦で遅まきの“開幕”となったが、復帰後は目覚しい活躍を見せている。

 ルーキーイヤーだった昨季のスプリングトレーニングで不振だった際に酷評しながら、その後の二刀流としての凄まじい成績から潔く公開謝罪した米「ヤフースポーツ」の名物コラムニスト、ジェフ・パッサン氏はクリーブランドで行われているオールスターウィークでFull-Countの取材に応じて打者・大谷を改めて称賛。「オールスターにいるべきだ」と持論を展開した。

 パッサン氏は昨季のスプリングキャンプで投打に苦しみ抜いた打者・大谷について「高校レベル」と著しく低い評価を下していた。だが、開幕後の凄まじい二刀流センセーションを目の当たりにすると、「拝啓 ショウヘイ様 ごめんなさい、私が完全に間違いでした」というタイトルでコラムを執筆。自らの発言を謝罪していた。

 あれから1年が経過し、今では大谷を絶対的に評価する人間の1人となったパッサン氏。「あれは自分が完全に間違っていたんだよ」と爽やかにスプリングトレーニング時に記した批判記事について自ら切り出し、そして、今季の大谷の活躍ぶりに改めて賛辞を語った。

「故障から復帰後、彼は打者としての真価をまざまざと見せつけてくれる。彼は現在トミー・ジョン手術のリハビリの最中だということも忘れてはいけない。彼は全てのリハビリのプロセスを並行して進めている。その上で、素晴らしい打撃を見せてくれながらも、再び健康になることにも集中している。そこが現在の打撃成績をさらに素晴らしいものにしていると思う」

 打者として量産態勢に突入したようにも見える日本人スラッガー。キャッチボール、遠投、ブルペンでの投球練習など2020年シーズンでの投手としての復活に向けたリハビリプロセスを踏みながらも、打者として優秀な成績を残しているところへの驚きを口にした。

パッサン氏は「彼はこのオールスターゲームに出場すべきなんだ」とも

 今季は故障の影響でスプリングトレーニングでは実戦を経験できなかった。マイナーでの試合出場もなく、実戦形式の打撃練習だけをこなし、5月7日のタイガース戦でぶっつけ本番で今季デビューを果たした。序盤はスローペースだったが、6月に入って打棒が爆発し、一気に成績を上げてきた。

 パッサン記者は「現時点で人々の想像を超えている。それは恐ろしいことだ。彼はこのオールスターゲームに出場すべきなんだ。それは間違いない」。大谷は序盤の不在も響き、オールスター投票ではア・リーグ指名打者部門で4位に。初選出を叶えることはできなかったが、パッサン氏はオールスターに選出されて然るべきだったと分析していた。

 そして、8日(日本時間9日)に行われたホームランダービーでもエンゼルスの「背番号17」の姿を心待ちにしていたという。「みんなホームランダービーでオオタニを見たい。私もそうだ。私はホームランダービーでも見たかった。だが、彼が出場しない理由についても十分に理解できる。もしも、だけれど、彼が些細な怪我でもしたら、どうなるのか。あんなにスペシャルな選手だよ。このイベントで怪我をするところは見たくないんだ。それは最悪なんだ」

 MLBの招待によって選出が決まるホームランダービー。パッサン氏もビックフライを見たかったという。大谷自身も出場に前向きな発言を見せていたが、4分間フルパワーでスイングを繰り返すイベントで、トミー・ジョン手術明けの右肘への負荷の大きさを危惧する声も出ていた。

「ショウヘイ・オオタニがいるホームランダービーは、ショウヘイ・オオタニのいないホームランダービーよりも絶対にいいものだよ。でも彼はスペシャルな選手。もしものことがあれば、リーグにとってもダメージになるだろうね」。球宴で躍動する大谷の姿は見たい。だが、来季二刀流完全復活を目指すスターにとって、イベントで故障再発など、万が一の事態は絶対に避けたいー ファンとリーグ側の思惑を名物コラムニストは慮っていた。

(Full-Count編集部)