2カ月札幌ドーム開催なしの理由は? 変則日程が2020年シーズンへ及ぼす影響

2019-07-31 08:00 「パ・リーグ インサイト」東海林諒平
帯広の森野球場(C)PLM

帯広の森野球場(C)PLM

 7月29日、日本プロ野球機構は、2020年シーズンのパシフィック・リーグ公式戦の試合日程を発表。セントラル・リーグ、パシフィック・リーグの試合日程が出揃った。

 2020年シーズンは、「東京オリンピック・パラリンピック」の開催に伴い、開幕戦は例年より約一週間早い3月20日に。大会の開催期間である7月21日から8月13日の間は、リーグ戦を中断、本拠地以外の球場での開催数が例年と比べて多くなるなど、日程の組み方が大きく変わっている。そこで今回は、本拠地以外で数多く試合を開催しているのはどのチームなのか、過去15年の各球団の地方開催試合数を調べた。

12球団地方開催試合数

チーム名:2019年の開催数:2005年~2019年の開催数平均

F:14回:13.3回★
T:10回:11.0回
G:7回:8.5回★
S:4回:5.8回★
DB:1回:5.1回
E:5回:4.5回
H:8回:4.2回
D:2回:3.9回
C:1回:3.9回
L:6回:3.7回
B:2回:1.0回
M:1回:0.4回

★は自前球場なし
※中止試合は除外して計算
※オリックスのほっともっとフィールド神戸開催は除外

 本拠地以外の球場で最も試合を開催していたのは、球場を保有していない北海道日本ハムだった。2019年シーズンは北海道内の地方球場や、かつての本拠地だった東京ドームなどで、計14試合を開催している。

 2番目に数が多かったのは阪神。自前球場である阪神甲子園球場が、高校野球の影響で使用できない期間があるため、年間10試合以上、本拠地以外で試合を開催していた。3位には巨人、4位には東京ヤクルトと、球場を保有していない3球団が上位に名を連ねる形となった。

本拠地以外で試合を開催する理由とは

 各球団が本拠地球場で試合をすることが多いのは言うまでもないだろう。特に、球場を保有、もしくは運営権利を持っている球団の場合は、収益性の高さも含め、本拠地開催の試合数が必然的に多くなっている。選手の視点から見ても、移動の楽さや、家族がいる本拠地での試合が多いほうが喜ばれるだろう。

 そんな中でも各球団は、親会社の販促や、プロ野球の人気拡大のために、本拠地球場以外で試合を開催。現在では、楽天の東北地方や福岡ソフトバンクの九州地方など、地域活性化目的で試合を開催することも多くなってきている。

2020年シーズンは一風変わったシーズンに

 2020年はオリンピックの影響により、本拠地で試合を開催できない球団も多い。本拠地が使用できない東京ヤクルトと横浜DeNAが東京ドームで初の主催試合を開催。北海道日本ハムは、札幌ドームがオリンピックのサッカーの会場として使われるため、本拠地で2カ月間試合開催無しなど、変則的な日程が組まれている。

 オリンピックへの参加もさることながら、移動でも選手たちに負担が掛かりそうな来シーズン。例年とは違った日程で行われるペナントレースはどのような展開を見せるだろうか。

2020年度パ・リーグ公式戦地方球場開催日程

【北海道日本ハム】12回
5/13.5/14東京ドーム、6/23釧路、6/24帯広、6/27.6/28静岡、7/4.7/5那覇、7/14.7/15旭川、7/17.7/18東京ドーム

【楽天】2回
5/19秋田、6/23弘前

【埼玉西武】5回
4/7県営大宮、4/21東京ドーム、5/19県営大宮、6/19前橋、8/27県営大宮

【千葉ロッテ】2回
6/30富山、9/8水戸

【オリックス】0回

【福岡ソフトバンク】6回
4/16北九州、4/18熊本、4/19鹿児島、7/7宮崎、7/9北九州、8/17京セラドーム大阪

文・東海林諒平