昨季の守護神・増井投手が「先発」で完全復活。鷹が敗れついに今季初の首位に浮上

2016-08-25 00:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

わずか1厘差。首位・福岡ソフトバンクを一気に抜き去りたい北海道日本ハムと、本拠地での同一カード3連敗を阻止し、上位追撃へ望みをつなげたい千葉ロッテの対決。3連勝中の勢いそのままに、序盤から北海道日本ハム打線が先手を奪う。

初回、久しぶりに1番打者として出場の北海道日本ハム・陽選手がいきなり二塁打で出塁。その後、走者が入れ替わり2死2塁となったところで、中田選手が詰まりながらもレフト前に運ぶ適時打。「打ち損じたけど、先制できてよかった」と語った一打で先制に成功する。

3回表、先頭の陽選手が相手の失策で3塁を陥れると、続く2番・西川選手が「初球から積極的に打ちにいこうと思っていました」という適時二塁打。さらに4番・中田選手の2打席連続となる適時打、石川慎選手が今季初打点を記録する適時を放ち、4点のリードを奪う。

前回登板で6年ぶりの先発勝利を飾った増井投手。先発へ配置転換後は防御率1.40という数字が示している通り、今日も好投を見せる。初回は打者3人で終え、2回こそ2人の走者を出すも無失点でしのぐと、3回以降は4イニングス連続で3人で抑える投球。相手の流れを断ち切っていく。

7回に鈴木選手に適時二塁打を喫した増井投手だったが、失点はこの1点だけ。最終回のマウンドでも球威は衰えることなく、最後の打者・清田選手を151キロの直球で打ち取り、ゲームセット。プロ初の完投勝利を飾り、チームの4連勝に大きく貢献した。

昨年は39セーブを挙げ、守護神として大活躍を見せた増井投手だが、今季は思うような結果が残せず、先発へ配置転換となった。しかし、これがピタリとハマり、28回1/3イニングスを投げて4失点と十分すぎるほどの活躍を見せている。「投手」としての大谷選手、メンドーサ投手を欠くチームにとっては、まさに「救世主」と言えるだろう。

鷹が敗れたため、これで今季初の単独首位となった。もちろんここが目指すべき最終地点ではない。4年ぶりの覇権奪回へ、北海道日本ハムが一気に突き進む。