ライオンズ・本田 ピンチも凌ぐ7回1失点の好投で自身3連勝!! 2019/07/17(C)パーソル パ・リーグTV
#45/1993年4月24日生まれ
179cm・80kg/右投右打
東北学院高校、東北学院大学を経て、2015年のドラフト6位で埼玉西武に入団。大学時代は熊原健人投手(楽天)、佐藤優投手(中日)といった投手達と仙台六大学野球リーグでしのぎを削り、2014年の春季公式戦ではリーグトップとなる防御率1.56を記録。同年の秋季リーグでは敢闘賞を受賞し、強者揃いのリーグで確かな実力を示した。
ドラフトでの指名後は、サッカー日本代表として活躍した本田圭佑氏と同姓同名であることから注目を浴び、また埼玉西武のファンからは当時エースとして君臨していた岸孝之投手(現・楽天)と同じ大学の出身という点から期待を集めることとなった。
1年目はファームでじっくり経験を積むと、シーズン終盤の9月11日に一軍初登板を果たす。この試合で2回無失点と好投すると、続く18日の登板ではプロ初先発を記録。シーズンオフには「第1回WBSC U‐23ワールドカップ」の代表に選出され、メキシコの地で3試合に登板。1勝0敗、防御率0.53の活躍でチームの優勝に貢献し、その素質の片鱗を見せつけた。
しかし、2年目となった2017年は一軍登板が5試合にとどまった本田投手。翌2018年は、多和田真三郎投手、今井達也投手らの飛躍もあり、プロ入り後最少となる1試合の登板に終わる。捲土重来を期してフォームの見直しを図ると、オフには台湾でのアジア・ウィンターリーグに参戦。今季の巻き返しに向けて一歩ずつステップを踏んできた。
迎えた2019年シーズン、ルーキーの松本航投手や新加入の内海哲也投手らにアクシデントが相次ぐと、開幕ローテーションの一角として本田投手に白羽の矢が立つ。今季初登板となった4月4日の千葉ロッテ戦、7回途中4失点と粘り強い投球を見せると、打線の援護もあり待望のプロ初勝利を飾った。その後も登板間隔の影響で一軍と二軍を行き来しているものの、5勝を挙げて投手陣を支えている。
2019年は、これまでとは打って変わって口ひげ、あごひげを蓄えたワイルドな風貌で試合に望んでいる本田投手。新たなトレードマークを身に着け、「埼玉西武の本田圭佑」が全国区となる日を目指し、若獅子の挑戦は続く。
ライオンズ・本田圭佑 打たせて取る好投で今季4勝目2019/07/06(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武本田圭佑、先発ローテ奪取へ猛アピール 「自分のできることをやって1軍に」
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昨季からの巻き返しに向けて、着々と準備を進めてきた本田投手。変化のきっかけは、塩崎二軍監督(当時)からの言葉だった。
埼玉西武本田と辻監督の不思議な縁 プロ初勝利に「何回も裏切りたくなかった」
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辻監督率いる埼玉西武が躍進を遂げる中、貢献できずにいた本田投手。就任当時から受け続けた期待に応えた勝利から、今季の活躍はスタートした。