最年長38歳、最年少20歳。9名の選手の年齢分布は?
外国人選手年齢早見表【Vol.6 福岡ソフトバンク編】

2019-08-27 12:04 「パ・リーグ インサイト」吉田貴

「いぶし銀」や「若武者」など、年齢に関係する呼称が多いプロ野球の世界。しかしながら、外国人選手の年齢にはあまり関心が向けられない。来日年数ならば知っているが、年齢は知らない選手も多い。そこで今回は、パ・リーグ6球団の外国人選手を年齢順に表にまとめた。同年生まれの日本人選手を知ることで、新たな発見があるはずだ。今回は「福岡ソフトバンクホークス」編。※2019年の満年齢で算出

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 パ・リーグ最多の9人の外国人選手が在籍する福岡ソフトバンク。その最年長が38歳、サファテ投手だ。2018年までの8年間で積み重ねたセーブは脅威の234。この数字だけでも驚きだが、通算防御率も427試合に登板しながら1.57。まさに「キングオブクローザー」の名に相応しい成績だ。来日9年目の今季は故障の影響もあり、まだ登板はない。同年代の和田毅投手は怪我からの復活を果たした。サファテ投手にも再び終盤のマウンドに君臨してほしい。

 首位快走の要因として、外すことができないのがキューバ出身選手の活躍。まず、野手陣ではグラシアル選手、デスパイネ選手が打線を牽引している。一見、来日6年目のデスパイネ選手の方が年上に見えてしまうが、実はグラシアル選手の方が1歳年上の34歳だ。8月15日の試合前の時点で、2人の成績を合計すると打率.296、51本塁打、125打点。 特に本塁打数は、チーム総数の約3分の1を占めている。終盤戦の首位堅守に向けて、この成績を維持したいところだ。

 投手陣ではミランダ投手とモイネロ投手の活躍が光る。ミランダ投手は開幕当初こそ苦しんだものの、7月、8月に入ると本来の安定した投球を取り戻し、3勝を挙げている。ファームで調整中だった同世代の中村晃選手も、8月からチームに復帰。ミランダ投手が先発した際には、中村晃選手の打撃にも注目したい。

 日本人選手で言えば「大卒2年目」に当たるモイネロ投手は、すでにプロ3年間で125試合以上に登板。先発・中継ぎの役割の違いはあるものの、これは驚異的な数字と言えるだろう。特に今季はより一層安定感を増し、40試合以上に登板しながらも、防御率は1点台と抜群の安定感を誇っている。また、同年代には大竹耕太郎投手や上林誠知選手などの主力も在籍。終盤戦に向け、若い力でチームを後押ししたい。

 若さといえば、スチュワート・ジュニア投手の存在を外すわけにはいかない。米ドラフト1位の評価を受けながらも、福岡ソフトバンクにその将来を託した20歳だ。同世代には鋭いキレを持つチェンジアップが話題を呼んだ田浦文丸投手や、ファームで活躍中の増田珠選手が在籍。この3人が大きく成長した姿が、今から楽しみだ。

 活躍の舞台を求めて、もしくはさらなる成長のために、日本をプレーの舞台に選んでくれた外国人選手。その存在はチームにとって欠かせない戦力になっていることは言うまでもない。その一方で、同年代の日本人選手に比べて、より「即戦力」としての活躍が求められることも多い。年齢という新たな見方を加えることで、ファンもさらに親しみを持てるのではないだろうか。

文・吉田貴
イラスト・出内テツオ