王者ホークス、大丈夫? 右上腕部張りの千賀投手ら先発陣の拭えぬ不安

2018-03-24 17:21 「Full-Count」福谷佑介
2年連続の日本一を狙う福岡ソフトバンク・工藤公康監督

2年連続の日本一を狙う福岡ソフトバンク・工藤公康監督

24日の広島戦で先発した武田投手は6回4失点、東浜投手、バンデンハーク投手も不安残す

2年連続の日本一を狙う福岡ソフトバンクの不安が拭えない。いや、むしろ不安が増している。オープン戦も残すところ、25日にマツダスタジアムで行われる広島戦のみ。開幕に向けてチームの総仕上げの時期に来ているが、なかなか晴れ間が見えない。

不安を増幅させているのが、先発投手陣だ。23日の広島戦で先発した千賀滉大投手が右上腕部の張りを訴えて3回で降板。100球程度を投げる予定だったが、わずか48球しか投げなかった。工藤公康監督は開幕投手の予定は変えないとしているが、開幕1週間前に起きた大黒柱のアクシデントで、不安にならないわけがない。

さらに、24日の同戦に先発した、開幕2戦目での登板が見込まれる武田翔太投手も6回を投げて8安打3四球。丸佳浩選手に満塁弾を浴びて4失点という内容だった。武田投手もこの日が開幕前最後の調整登板となったが、結果は課題を残すものとなった。

この2人だけではない。昨季パ・リーグ最多勝に輝いた東浜巨投手は、先発した20日の中日戦で6回を投げて4安打3四球、2本塁打を浴びて5失点。オープン戦2試合の登板で防御率5.40と、思ったほどの投球内容を見せられていない。翌21日の同戦で先発したバンデンハーク投手も5回に突如乱れて途中降板。6安打3四球で4失点とピリッとしなかった。

25日に登板予定の中田賢一投手は、前回登板の15日の巨人戦で5回1安打7三振で1失点と好投したが、本人的には納得のいく投球内容ではなかったという。最後の調整登板で、いかなる投球を見せるか。ローテの一角を担うはずの和田毅投手は左肩違和感のために、開幕ローテからは外れた。ここまで万全の仕上がり具合を見せた先発投手がいないのである。

23日には今宮健太内野手がウイルス性胃腸炎でオープン戦残り3試合を欠場することになり、23日の試合を途中交代した中村晃外野手は24日に病院で検査を受けて左中臀筋の筋損傷と診断され、こちらも残り2試合の欠場が決まった。開幕に向けて“戦闘態勢"を整えるはずの開幕1週間前。昨季の日本一球団は苦しい現状が突きつけられている。