あのOBがインサイトに緊急登板?「おしえて!攝津さん!」

2019-10-04 16:46 「パ・リーグ インサイト」編集部
イラスト:出内テツオ

イラスト:出内テツオ

 パ・リーグインサイトは、10月6日の「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ2戦目に、福岡ソフトバンクOBの攝津正さんをお招きし、特別企画「おしえて!攝津さん!」を実施。

 4日の募集開始から、6日の試合の8回裏終了まで、プロ野球やCSに関する質問をTwitterで募集しており、ハッシュタグ「#おしえて攝津さん」をつけて疑問をぶつけると、2戦目の試合中に攝津さんがリアルタイムで答えてくれる仕様だ。当記事では、この大一番のターニングポイントなどの攝津さん解説とともに、質問回答を随時更新する。

【試合開始前】

◆ファンからの質問「(昨日)千賀くんが打たれた要因は?」
攝津さん「4失点でしたが、(内訳がホームラン4本ということを考えると)大量失点して一方的な展開になってもおかしくないような状態でした。あの点数で収まったのは不幸中の幸いです。球速を出そうとしたことも失点につながったのでは?」

◆ファンからの質問「現役時代仲が良かった選手は誰ですか?(森選手以外)」
攝津さん「森です(笑)弟みたいなものです。試合に出てきたらまた話しますよ」

◆ファンからの質問「開幕戦やCSや日本シリーズなど特別な試合で先発する時は、先発投手は勝負パンツを履いたり、鯛の尾頭付きを食べたりするのですか?」「大事な試合の前に食べる勝負飯やルーティンはありましたか??」
攝津さん「僕は験担ぎはないです。シーズンの延長戦みたいな感じなので、あえて意識しないことを意識しました」

◆ファンからの質問「始球式をされた方で1番印象に残った方は?」
攝津さん「あまり興味がなかったです(笑)橋本環奈さんが始球式のときも、試合に集中していました」

◆スタメンについて
攝津さん「松田宣浩が外れましたね。昨日打たなかったから今日も打たないというバッターではないのですが……美馬投手と相性が悪いのでしょうね。(対戦打率1割台)ここでライトに福田秀平を入れるなら、昨日も入れたほうが良かったのではないでしょうか。2番から8番に下がった今宮健太もそんなに相性が良いわけではない(対戦打率0割台)ようですね」

◆スタメンの中でキーマンは?
攝津さん「楽天はやはり茂木栄五郎・浅村栄斗が怖いですね。藤田一也をスタメンに入れたのも気になりますが、ベテランで経験も豊富だからだと思います。福岡ソフトバンクは福田秀平。クリーンナップはみんな美馬投手と相性が悪いので(対戦打率は全員2割前半以下)、1・2番が塁に出た後に、2死からでもチャンスで福田に打席が回ってくるかもしれないですね」

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【1回終了!】

◆1回表、楽天の攻撃
攝津さん「バンデンハークが相手ですから、楽天は足を使ってかき乱すでしょうね。(ブラッシュのゴロの間に楽天が先制)やっぱり昨日の流れがありますよね。初戦の勝利は大きいです。結果的に、ポイントは2番・茂木栄五郎の打席ですね。1塁に島内宏明を置いている場面、まずはバントを失敗して次にエンドランをかけましたがこれもできませんでした。ただ、そこからバンデンハークが3球連続でボールとなってしまい、四球を出してしまった。これが先制点につながったポイントだったと思います」

◆1回裏、福岡ソフトバンクの攻撃
攝津さん「(柳田悠岐選手が2死から同点ホームラン)美馬投手も2死からはもったいないですね。柳田は調子が悪いですが、一発があるバッターに初球ストレートがボールの後であのカーブを投げるのは不用意でしたね」

◆ファンからの質問「両予告先発(福岡ソフトバンク・バンデンハーク投手、楽天・美馬学投手)の特徴は?」
攝津さん「バンデンハークはサーモンが好きですね。北海道の寿司屋で、延々とサーモンを食べていました。寿司でサーモンしか食べないのはもったいないです。でも意識が高くてすごく食事に気をつけていますよ。日本食はなんでも食べます。美馬投手はスライダー、カット、フォーク、カーブなどで勝負するピッチャーですね。柳田にカーブを打たれたので、これからどう使うかが見どころです」

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【2回終了!】

◆ファンからの質問「カブトムシ今でも飼ってらっしゃいますか?」
攝津さん「今は飼っていません」

◆ファンからの質問「短期決戦の戦い方(球数優先?投げさせる?CS対策をシーズンから撒いている?)」
攝津さん「撒き餌はないですね。CSは1シーズンのデータもたまった状態なので配球を変えることもありますが、結局はそのときの相手の出方次第ですね」

◆ファンからの質問「投手目線で、捕手との相性について、この捕手だと投げやすい、攻めやすい、苦手な打者を抑えられる・られないなどの違いは少なからずあるものなのでしょうか?」
攝津さん「それは正直あります。捕手によって配球も変わってきますし、そういう配球の組み立てに(しようと)持っていく段階も違いますからね」

◆ファンからの質問「攝津さんがキーマンに挙げてた福田がツーベースヒットを打ちましたね」
攝津さん「相性通り塁に出ましたが、(この時点でホークスの安打は柳田と福田のみで)打線がつながりに欠けますね。逆に楽天は線になっていて、流れはどちらかというと楽天ですね」

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【3回終了!】

◆浅村選手の勝ち越しホームラン
攝津さん「1打席目で明らかにインコースを嫌がっていて、詰まった当たりで打ち取ったのに、この打席は初球以外を外に投げてしまいましたね。(球種問わず)ライト方向に長打を打つのが上手な選手ですので、気をつけて配球したいところでしたが…」

◆ファンからの質問「ホームランテラスができた時の心境はズバリ?」
攝津さん「あれはでかいですよ。きついなあと思いました。ピッチャーにはプレッシャーですね。どこの球場よりも入りやすくて、センターはともかく、両翼が膨らんでいない形状なので(打球が)上がったらもう危ないという印象です」

◆ファンからの質問「昨日絶好調だった浅村選手を、攝津さんならどういうカウントで攻めて、どういう球種で勝負しますか?」
攝津さん「まずは早いカウントからシンカーや内角の速い球で引っ張ったファウルを打たせたいですね。何球か投げて内角の意識がつき、身体が開いた後に外角で勝負しますね」

◆柳田選手が再び同点に追い付くタイムリー
攝津さん「美馬投手は柳田に1打席目でカーブを打たれたことへの意識があったのでしょう。フォークで入りましたし、カウントを悪くしてストレートを待たれてしまいましたね」

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【4回終了!】

◆またも同点に追い付く浅村栄斗のタイムリー
攝津さん「バンデンハークは、外角しか投げられなくなったところを浅村栄斗にまた狙われていますね。(内野安打と2四球で満塁になり)福岡ソフトバンクは(その時点では)2点リードしていたのに、不思議なもので負けているような雰囲気ですよね」

◆ファンからの質問「その日に(自分が)打たれているバッターを、敢えて歩かせる戦略はありですか?」
攝津さん「今は2点差で勝っている場面ですし、浅村を歩かせると逆転のランナーになってしまうのであえて出すことはないですね」

◆ファンからの質問「昨日と同じような試合展開になっている気がしますが、中盤からの試合運びどこがポイントになりそうですか?」
攝津さん「中継ぎの出来でしょう。あとは、膠着した場面で一発を打って流れを変えられる選手の存在ですね」

◆ファンからの質問「ピッチャー以外のポジションをするならどこを守ってみたいですか?」
攝津さん「キャッチャーかな。唯一反対を向いて野球をやっているから。配球を考えるのも好きです」

◆ファンからの質問「僕は肩と肘の怪我で6年間リハビリして来年やっと野球ができるようになりました。攝津さんは怪我をして復帰した時自分のピッチングに不安とかありましたか?」
攝津さん「2012年はヘルニアになって、キャンプもまともに投げられず開幕したので、ちゃんと投げられるのかな?という不安が1シーズン中でありました。でも一番成績が良かった。慎重になりますし、怪我の功名というか、自分にプラスになった部分もありましたよ。あと、怪我をしているときも、これも良い勉強だと捉えて日々過ごしていましたね」

◆ファンからの質問「CSのお供に飲むお酒は何がお勧めですか?やっぱりビールですか?私はビール飲んで中継見てます」
攝津さん「ビールでしょう。球場に来ると飲みたくなりますね」

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【5回終了!】

◆ファンからの質問「今日のようなシーソーゲームの時にマウンドに立っている時の気持ちを知りたいです!」
攝津さん「ここからリリーフで登板するならば、まずはとにかく試合を落ち着けようと思います。リズム的には僅差の方が投げやすいですが」

◆ファンからの質問「よくピッチャー交代の時に皆で真ん中に集まってますがあの時はどんな事を話しているのですか?」
攝津さん「コーチが来るときは、“歩かせる”“勝負する”とかの指示ですね。川崎(宗則)さんは“チェスト!!”と言って帰って行くので面白かったですね。あとは“ロジン(滑り止め)触らせて!”とか。やはりそのようなことでも、間を空けてくれるので助かります」

◆ファンからの質問「経験した中でCSで一番盛り上がったシーンを教えてほしいです!」
攝津さん「CSではないのですが、森福投手の日本シリーズ(2011年の日本シリーズ第4戦、11球で無死満塁を抑えたとき)はブルペンで盛り上がりましたね」

◆ファンからの質問「日シリの9回2アウトからマウンドに上がった時の心境を今更ですが教えてください」
攝津さん「2011年ですね。急に“行くぞ!!”と言われて、負傷登板だったので準備も何もしていなくてそれどころじゃなかったです(笑)」

◆ファンからの質問「中継ぎと先発の両方でCSを経験された攝津投手だからこそ、それぞれのポストシーズンにおける準備の仕方などを知りたいです」
攝津さん「(ファーストステージはシーズンからあまり間がないのですが)ファイナルだと実戦から離れているので、実戦に近い練習をしますね。例えば、紅白戦やフェニックスリーグで投げてみたりもしました」

◆ファンからの質問「現役時代、相性の良い球場(得意な球場)ってありましたか?」
攝津さん「メットライフドームですね。僕はあの湿度が良かった。手が湿っている方がロジン(滑り止め)も効きますし、ボールが手に馴染むというか投げやすいんですよね。逆に乾燥しているのは嫌でしたね」

◆ファンからの質問「試合中メモを取る選手が最近多いですが、攝津さんはメモを取られていましたか? どんなことをメモしていましたか?」
攝津さん「試合中はあまり取りませんが、相手選手のデータをチームからもらうので、その紙にプラスアルファで自分の感覚や映像からの印象を書くことはありました」

◆ファンからの質問「攝津投手自身があの投球フォームに至った経緯と、テイクバックが小さいことの利点、リスクなどを聞きたいです」
攝津さん「社会人になって怪我をしたというのが大きいです。無駄な動きをするとどうしても怪我につながってしまうので、できるだけ(無駄を)省くようなフォームに修正しました。怪我で可動域も限られるようになってしまって、試行錯誤しましたね」

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【6回終了!】

◆石川柊太投手が好調の浅村栄斗選手を三振に
攝津さん「2球目です。インコースに投げて、浅村が一気に腰が引けたのが大きい。その中で、待っていた球が来ないまま追い込まれてしまったのでしょう」

◆ファンからの質問「現役投手でこの人の変化球を1つだけ習得することができるなら、どの投手の何の球種ですか?」
攝津さん「変化球じゃなくても良いですか? 千賀(滉大)のストレートです。あの柔らかいフォームから投げる150キロ後半は魅力的です。僕の場合は球速が出ないのでシンカー、スライダー、カーブといった組み合わせと制球力勝負でしたが、150キロが出せたらどんなに楽だろうと思っていました(笑)ストレートをストライクゾーンに2球投げれば、空振りなりファールなりで2ストライクを取れると思いますし」

◆ファンからの質問「今まで取ったタイトルの中で一番うれしかったのはどのタイトルでしたか?」
攝津さん「強いて言うと沢村賞ですが、あまり興味がないというか……タイトルには執着していなかったですね。タイトルよりも、自分の“こうなりたい”というものを追いかけていました」

◆ファンからの質問「ホークス投手陣の四球と被本塁打が多いのは、何故ですか?」
攝津さん「球場の変化もあると思います。コントロールした球でも、バッターがうまく当ててホームランテラスに飛び込むこともある時代ですので。ホークスだけでなく球界全体で、コントロールだけでなく球質も追い求める投手が増えましたよね」

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ホークス・石川柊太 流れを呼び込む2イニング無失点の投球!!(C)パーソル パ・リーグTV

【終盤です!】

◆ファンからの質問「リールはシマノですか、ダイワですか?」
攝津さん「両方です(即答)」

◆ファンからの質問「もし、攝津さんが他球団のピッチャーだとして、対戦してみたいホークスの選手はいますか?」
攝津さん「純粋に楽しみたいなら、長谷川勇也とか内川聖一選手ですね。すごく配球など考えて打席に入っていますので、こちらも投げがいがあると思います」

◆ファンからの質問「攝津さんの弟子である森投手は毎年安定した活躍を見せてくれています。森投手のルーキーイヤーから自主トレに一緒に行ってた攝津さんから見て、森投手の凄いところ、変わったところは何か教えてください」
攝津さん「4年間一緒に自主トレしましたね。ちなみに引退してからもグアムまで自主トレを見に行きましたよ(笑)成長したところは、安定感がどんどん増していますね。しんどい時期もあったかと思いますが、乗り越える方法を身につけました。あとは基本的に体が丈夫です。今年怪我をしてしまいましたが、ちゃんと同じ状態で戻ってきますし。技術的には、去年くらいからツーシームなども投げ始めていますが、新しい球を覚えても自分を見失わないですね。今の自分を磨きつつ、新しい領域にもチャレンジする姿勢がいいですよね」

◆終盤の見どころ
攝津さん「ホークスはこのままでいたい。楽天としては試合を動かしたいでしょうが、あの中継ぎ陣ではなかなかランナーを出せない。一振りで流れを変えられるような代打なんかを使って、試合を動かしたいですよね」

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【試合終了】

◆今回の試合のターニングポイント
攝津さん「4回裏の福田のホームランですね。僕の予言が的中したから……ではないですが(笑)シーソーゲームで嫌な流れの中、あのホームランでホークスが初めてリードし、そのあと(投げた)石川(柊太)が試合を落ち着かせましたね」

◆明日の見どころ
攝津さん「ホークスに関しては、柳田・デスパイネに当たりが出てきたのが好材料ですよね。あとは今日好調だった福田の使い方です。スタメンでも途中出場でも、やはり短期決戦は調子がいい選手をどんどん使っていきたいので注目です。楽天に関しては、好調の浅村の前にランナーをどう置けるかと、ブラッシュに当たりが出るかどうかが最大のポイントですね。2試合を踏まえて打順を組み替えるかもしれませんが、ブラッシュは一発で勝負を決められるのでホークスとしてはやはり怖い存在です。両チームともに勝ちパターンの投手をつぎ込んでいるので、状況はイーブンです。早い回からどちらが先の一手を出せるかが、そして今日のようなシーソーゲームになっても全員が粘り負けないかが、明日の見どころですね」

【4回裏】ライトスタンド中段に飛び込むホークス・福田の勝ち越し弾!! パーソル CS パ 1st 2019/10/6 H-E(C)パーソル パ・リーグTV