三塁を守った鷹グラシアルが見せた気遣い マウンドで高橋礼に掛けた言葉とは?

2019-10-08 07:40 「Full-Count」藤浦一都
福岡ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)

福岡ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)

第1戦は左翼も、第2戦からは三塁で出場して全試合に安打

■福岡ソフトバンク 2-1 楽天(CS・7日・ヤフオクドーム)

 福岡ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手が、楽天との「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ第2、第3戦で三塁を守り、無難に守備をこなすとともにマウンドに足を運んで投手を励ました。

 4回に高橋礼が浅村に先制弾を浴びた直後だった。捕手の甲斐がタイムを取ってマウンドに行こうとすると、誰よりも早くキューバ出身のグラシアルが高橋礼に駆け寄って声をかけた。「サードのポジションだからね。(高橋)礼には『どんな投手でもホームランを打たれることはあるんだから、次のアウトに集中していこう』とスペイン語で声をかけたんだ。身振り手振りでわかってくれたと思う」と振り返る。

 このシーンについて高橋礼は「『トランキーロ(落ち着いて)、サムライ!』と声をかけられました」と説明した。さすがにグラシアルが語ったすべては理解できてなかったようだが「ジュリ(グラシアル)はいつもチームの雰囲気を変えてくれる。いいピッチングをしてジュリのバッティングに繋げたいという思いはありました」と、うなずいた。

 2人の気持ちは通じ合っていたようだ。グラシアルは4回2死からデスパイネに続いて左前打を放ってチャンスを拡大。内川の同点打を呼び込んだ。

 この3試合は全試合に1安打ずつ放って攻守にわたってチームに貢献した33歳は「チーム全体が100%の力を出して仕事をしている。自分も(チームの)助けになっていると満足しているよ」と充実した表情だった。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)