山本由伸(オリックス)
~球団最年少21歳での最優秀防御率。驚異的な次世代エース~【インサイト的選手名鑑】

2019-11-11 16:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

《THE FEATURE PLAYER》最優秀防御率!! B山本由伸が6回1失点で規定投球回数に到達 2019/09/29(C)パーソル パ・リーグTV

山本由伸(やまもと・よしのぶ)/投手

#43/1998年8月17日生まれ
178cm・80kg/右投右打


 宮崎県都城高校から2016年にドラフト4位でオリックスに入団。高校時代は5回の参考記録ながらも完全試合を達成するなど、才能の片鱗を見せていた。しかし、高校時代は甲子園には春夏通して出場することはできずに終わる。持ち球はフォーク・カーブ・スライダー・シュート・カットボールの5種類。豊富な変化球を持ちながら、伸びのある直球を武器にパ・リーグの強打者と対峙する。

 初勝利を挙げたのは1年目の2017年8月13日の千葉ロッテ戦だ。この試合で5回を投げぬき、2失点と先発投手としての役割をしっかり果たした。ルーキーイヤーはその後も先発のマウンドに上がるも白星に恵まれず。5試合に登板し1勝1敗でシーズンを終えた。

 2年目は先発としてではなく中継ぎとしてチームに貢献。54試合に登板し、32ホールド・防御率2.89の好成績を残し、オールスターに初選出された。10代での30ホールドポイント到達はNPBで史上初。高卒2年目の19歳にして、チームに無くてはならない存在へと進化を遂げた。

 3年目となる今季は、金子弌大投手、西勇輝投手の移籍もあって先発に再転向。開幕ローテーション入りを果たした。4月3日の福岡ソフトバンク戦でシーズン初登板のマウンドに上がると、9回1安打無失点の快投。援護なく勝ち星こそ得られなかったが、強烈な印象を残した。

 その後も援護には恵まれなかったものの、防御率1点台をキープ。6月28日の埼玉西武戦では強力打線を寄せ付けず、プロ初完封を達成した。8月には左わき腹を痛め離脱もあったが、9月の最終登板で規定投球回に到達。20試合で8勝6敗、防御率1.95で自身初タイトルの「最優秀防御率」を獲得した。

 オフには第2回 WBSC プレミア12の日本代表に選出され、初の国際大会に挑んだ。長年、優勝から遠ざかっているオリックス。ペナントレースを制するためには欠かせない次世代エースの今後の活躍から目が離せない。

《THE FEATURE PLAYER》B山本由伸 見ているだけで楽しい『快投&ガッツポーズ』まとめ(C)パーソル パ・リーグTV

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オリックス山本が史上初の10代30HPを記録 「これからもチームに貢献したい」
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 2018年8月10日、10代で史上初の30ホールドポイントを達成した山本投手。2年目の19歳とは思えない投球でオリックスの主力投手になり、存在感を放つようになった。

オリックス・山本投手が強力鷹打線相手に9回1安打の快投も、試合はドローに
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 2019年は衝撃のスタートを切った。福岡ソフトバンク大竹耕太郎投手との投げ合いで9回無失点。対する大竹投手も7回無失点と両者の好投が光り、その後試合は0対0で引き分けになった。この2人は4月25日にも投げ合い、互いに8回まで無失点と息の詰まる投手戦を演じた。