ハム新人・西村投手が度胸満点デビュー 1回無失点に「ああデビューしたんだな」

2018-03-31 11:15 「Full-Count」石川加奈子
北海道日本ハム・西村天裕投手

北海道日本ハム・西村天裕投手

9点を追う9回に埼玉西武クリーンアップを無失点

北海道日本ハムのドラフト2位ルーキー・西村天裕投手が30日、本拠地で行われた埼玉西武との開幕戦で度胸満点のプロデビューを飾った。

9点ビハインドの9回にマウンドへ。プロデビューにも、3万8693人の大観衆にも「特に気にならず、スッと入ることができましたね」と気負うことはなかった。

先頭の4番・山川選手に150キロ台の直球を投げ込み、最後はスプリットで空振り三振に仕留めた。続くメヒア選手を遊ゴロに打ち取って2アウト。ここで栗山選手に2ボールから149キロ直球を強振されると、打球はバックスクリーンで弾んだように見えた。初被弾かと思いきや、リブレー検証の末、二塁打に。2死1,2塁で最後は炭谷選手を遊ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。

ホームランか否か。リプレー検証を待つ間も「(西川)遥輝さんがむっちゃアピールしてたので、入ってないなと思って見ていました」と冷静だった。ただ「カウントが欲しくて甘くなると持っていかれる」とプロの厳しさも実感。内容の濃いデビュー戦となった。

課題をしっかり克服した登板でもあった。25日東京ヤクルトとのオープン戦登板後に、納得のいかなかった変化球をすぐさま改善。「スライダーとカットでカウントが取れたし、スプリットで空振りも取れた。前回の反省を生かせたので継続していきたい」とうなずいた。

NTT東日本時代に都市対抗日本一を経験している右腕は、肝っ玉が据わっている。「ああデビューしたんだなという感じです。携帯を見たらLINEがいっぱい入っていて、みんな見てくれたんだなと」。プロとしての第一歩を踏み出しても感慨に浸る様子はない。頼もしいリリーフがチームに加わった。