北海道日本ハム守護神候補が直面した壁 吉井投手コーチがかけた言葉の意味

2018-04-01 11:23 「Full-Count」石川加奈子
北海道日本ハム・石川直也投手

北海道日本ハム・石川直也投手

1点を追う9回に4失点「試合を壊してしまった…」

北海道日本ハムの守護神候補が痛恨の被弾‐‐。プロ4年目の石川直也投手が31日、本拠地での埼玉西武戦で今季初登板。1点差に追い上げた直後の9回にマウンドに上がると、秋山選手に適時二塁打、さらに山川選手に3ランを浴びて4失点した。

「自分のカウントにできなかった。変な力みがあった。自分では緊張していないと思っていたけれど、違った」とボールが先行して苦しくなった。

味方打線が0対3で迎えた8回裏に2点を奪った。もともと3点差でも9回に登板予定だったが、1点差に追い上げたことで精神状態に微妙な影響があったようだ。

「逆転できそうな雰囲気だったのでゼロに抑えたかったけれど、試合を壊してしまった。悔しかったし、今季初登板だったのできつかった」。降板後のベンチでは放心してうなだれ、しばらく顔を上げられなかった。

その様子に気付いた吉井理人投手コーチは「まだ攻撃があるから下を向いてちゃダメだ」と、石川直投手の顎をグイと持ち上げた。「隠れたい気持ちはわかる。でも、諦めるのは戦う人としてダメなこと」と諭した吉井投手コーチは、「経験が浅い子だから。失敗しながら上手になっていく」と話した。

昨季セットアッパーを務めたマーティン投手と守護神だった増井投手が抜け、今季クローザーの最有力候補だった鍵谷投手が右尺側手根屈筋の筋挫傷で離脱中。クローザーの座獲得へ意欲を見せる21歳右腕は「次につなげるしかない。明日も試合がある。今日は今日と切り換えてやるしかない」と必死に前を向いた。