平良海馬~最速160キロの直球で打者をねじ伏せる若きリリーバー~(埼玉西武ライオンズ)【インサイト的選手名鑑】

2020-04-03 12:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

【9回表】L平良 変化球でプロ初奪三振!! 2019/7/21 L-B「プロ入り初」記録まとめ(C)パーソル パ・リーグTV

平良海馬(たいら・かいま)/投手

#61/1999年11月15日生まれ
173cm・100kg/右投左打


 石垣島出身、沖縄県立八重山商工高校から2017年ドラフト4位で埼玉西武に入団。甲子園出場経験はないものの、最速150㎞/hを超える直球は注目を集めた。プロ1年目は二軍で10試合に登板、16.2回で21奪三振と潜在能力の高さを見せた。オフには地元石垣島で菊池雄星投手らと自主トレを行った。

 2年目の2019年、7月19日のオリックス戦で3点ビハインドの9回表にプロ初登板を果たすと、1回を無失点に抑えチームの同点劇を呼び込んだ。その後は点差の開いた場面や、ビハインド時の登板で経験を積み、8月23日の楽天戦では7回1点リードの場面で登板。見事初ホールドを挙げた。さらに翌24日の同カードでは、3点リードの7回2死満塁から登板すると、浅村選手を直球で三振に打ち取り見事ピンチを切り抜けるなど、マウンド度胸は満点だ。

 実力だけではない。8月30日の福岡ソフトバンク戦では同点の7回途中に登板。内川聖一選手を2球で打ち取ると、その裏に味方が勝ち越してプロ初勝利。8月28日の北海道日本ハム戦では6回途中から1イニング1/3を無失点で投げ抜くと、プロ野球20年ぶりの日没コールドで初セーブを挙げるなど、運も味方につけている。

 その魅力はなんといっても150キロ台をコンスタントに出す剛速球。2019年は最終的に、26試合2勝1敗6ホールド 24回 23奪三振、防御率3.38の成績を残した。プロ3年目の2020年、7月19日の楽天戦では、自身最速の160km/hをマークした。日本人6人目、球団記録にもなる大記録を残した平良投手に、より一層の活躍が期待される。

(2020年7月24日 追記)

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文・沼田悟

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