鷹・今宮「ショックの大きさ並大抵ではない」 高校球児の心情慮る

2020-05-20 11:45 「Full-Count」福谷佑介
オンライン会見に臨んだ福岡ソフトバンク・今宮健太※写真提供:Full-Count(写真提供:福岡ソフトバンクホークス)

オンライン会見に臨んだ福岡ソフトバンク・今宮健太※写真提供:Full-Count(写真提供:福岡ソフトバンクホークス)

「僕個人としては無観客でも何らかの形でやらせてあげたい」

 福岡ソフトバンクの今宮健太内野手が20日、本拠地PayPayドームで行われた分離練習に参加し、練習終了後にオンライン会見に応じた。19日から始まった投手、野手が合流して午前組、午後組による分離練習。この日は投内連係などが行われ、今宮は「先が見えてきた中での合同練習、ユニホームを着ての練習なのでやっと、気持ちが入るようになってきました」と語った。

 前日19日には川原弘之投手がマウンドに立ち、久々に投手の投げる生きたボールを打った。投手の球を打つのは3月下旬の練習試合以来、約2か月ぶりで「久々に打席に立たせてもらって感覚は鈍っていた。キャンプの最初くらいの感じで不安はありましたけど、これから慣らしていけたら」と率直な感覚を語った。

 今日20日に高野連が行う運営委員会で夏の甲子園の開催可否が決まる見込みとなっている。中止の可能性が取り沙汰される中、明豊高時代に甲子園に出場して最速154キロをマークして沸かせた今宮は「僕個人としては無観客でも何らかの形でやらせてあげたい。難しい状況の中で判断される方たちもいますが、僕個人としてはやらせてあげたい」と思いを口にした。

 高校3年間、寮生活で野球に打ち込んできた今宮。当時のチームメートたちとは今も深い友情がある。球児の思いは痛いほど分かるだけに「いち高校球児としては夏の甲子園、夏の大会というのは、そこを目指して2年半がんばるところなんです。それがあったからこそ、夏のしんどい時期、冬のしんどい時期を乗り越えられたと思う。こういう形で高校野球生活が終わるのは想像できない。ショックの大きさは並大抵ではない。伝えられること? ないですよ。簡単に言葉を発せない出来事なので、高校球児にとって。言葉がない、というのが言葉です」と語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)