埼玉西武辻監督、6回途中7失点の今井に「ホームランだけは…」 一定の評価も「腕を振っていた」

2020-06-24 22:06 「Full-Count」編集部
福岡ソフトバンク戦に先発した埼玉西武・今井達也※写真提供:Full-Count(写真:宮脇広久)

福岡ソフトバンク戦に先発した埼玉西武・今井達也※写真提供:Full-Count(写真:宮脇広久)

自己最速タイ155キロ計測も、速球狙い打ち

■福岡ソフトバンク 9-6 埼玉西武(24日・メットライフ)

 練習試合絶好調で“ダルビッシュ感が出てきた”とまでいわれていた埼玉西武・今井達也投手が、今季公式戦初先発で打ち込まれた。6回2死で降板し12安打2奪三振3四球7失点の内容で初黒星を喫した。

 この日も自己最速タイの155キロを計測するなどスピードはあったが、福岡ソフトバンク打線は1枚上。その速球を狙い打たれた。1回1死一、三塁から、バレンティンに初球の152キロを右犠飛、続く長谷川に初球の151キロを中前打、上林には初球の151キロを中越え1号3ランされた。3者連続で初球の速球を打たれ、いきなり4点を献上したのだ。

 その後はスコアボードに0を並べ、味方打線が逆転に成功。ところが、今井は2度目の背信投球をしてしまう。2点リードで迎えた6回、1死一、二塁から今宮に高めに浮いたカーブをとらえられ、左翼席へ逆転3ランを浴び無念の降板となった。

 試合後、辻監督は「3ランされたカーブは反省点で課題。ヒットならよかった場面で、ホームランだけはね……。あそこを投げきれば、もう1イニングいけると思ったんだけどな」と、失投を悔やんだ。

 今井は今月10日の楽天との練習試合で155キロを計測し、5回4安打6奪三振1失点。16日の千葉ロッテとの2軍練習試合でも、4回1安打6奪三振無失点と好投した。ファンの間では、左手のグラブの使い方やフィニッシュが似ていることもあって、「ダルビッシュ感にあふれている」、「細ダルビッシュ」と現カブスのダルビッシュ有投手になぞらえる声が続出していた。

 そうでなくても、栃木・作新学院高3年の夏に全国制覇を果たした今井は、2016年ドラフト1位で入団。昨季は自己最多の7勝(9敗)を挙げ、4年目で22歳となった今季は先発ローテの柱の1人として期待されている。

 一方で指揮官は「ストレートを狙われ、高さも打ちごろにいってしまったが、開幕前から調子が良くて、昨年とは違うピッチングを見せてくれた。初登板で緊張したところもあると思うけど、昨年のようにストライクを取ることに苦しむことはなく、ピンチで腕を振っていた」と一定の評価も下していた。

 今井は「まずは立ち上がりですね……練習試合や紅白戦でやってきたことを出すことができませんでした。気持ちの面など反省点が残ります。6回のホームランは、ボール球でもよかった場面。低め低めという意識で投げなくてはなりません」と反省。潜在能力が高いだけに次回登板での奮起に期待がかかる。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)