数字で占うクライマックスシリーズ ファイナルステージ初戦の展開

2016-10-11 00:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

10月12日から日本シリーズ進出をかけた「2016 日本通運 クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージが幕を開ける。最大11.5ゲーム差をひっくり返し、大逆転で4年ぶりのリーグ優勝を果たした北海道日本ハムと連勝で千葉ロッテを下し、ファイナルステージまで勝ち進んできた福岡ソフトバンクが札幌ドームで火花を散らす。

ここでは今季の両チームの対戦成績や個人での対戦成績などをもとに、両チームにとって非常に重要な意味を持つ初戦はどのような試合展開となるのかを数字で占う。

【北海道日本ハム対福岡ソフトバンク 今季の対戦成績】
・北海道日本ハム
25試合15勝9敗1分 103得点 76失点 打率.247 防御率2.80
・札幌ドーム 対福岡ソフトバンク
9試合 3勝5敗1分 打率.212 防御率3.28

・福岡ソフトバンク
25試合9勝15敗1分 76得点 103失点 打率.236 防御率3.88
・札幌ドーム 対北海道日本ハム戦
9試合 5勝3敗1分 打率.257 防御率3.05

今季の通算対戦成績は15勝9敗で北海道日本ハムが6つの勝ち越し。ヤフオクドームでの対戦成績は9勝2敗だが、札幌ドームだと3勝5敗と立場が逆転。今回は札幌ドームで行われるため、この数字で比較するとやや福岡ソフトバンクが有利と言えるだろうか。

【10月12日 両予告先発の今季の対戦成績】
・北海道日本ハム・大谷選手
対福岡ソフトバンク 4試合 2勝0敗 防御率1.26
対福岡ソフトバンク(札幌ドーム) 今季登板なし

・福岡ソフトバンク・武田投手
対北海道日本ハム 3試合 0勝2敗 防御率6.23
対北海道日本ハム(札幌ドーム)今季登板なし


すでに発表されている初戦の予告先発投手の二人。大谷選手は今季の対福岡ソフトバンク戦で2勝0敗、防御率1.26と好成績。一方の武田投手は今季の北海道日本ハム戦で0勝2敗、防御率6.23と苦戦した。ただ、両投手とも今カードでの札幌ドーム登板はないため、その点がどう出るかが注目となるが、プロ入り後の武田投手は札幌ドームで4勝0敗と未だに無敗を継続中だ。

【対武田投手のキーマン】
田中賢選手 9打数6安打2打点 打率.667
レアード選手 8打数5安打3打点 打率.625
中島卓選手 7打数4安打0打点 打率.571
陽選手 10打数4安打1打点 打率.400

【対大谷選手のキーマン】
中村晃選手 11打数5安打0打点 打率.455

今季、北海道日本ハムの打線は武田投手を苦にしておらず、4割超の打者が4人。対戦数が少なかったため、上には記載しなかったが、大谷選手も5打数2安打で打率.400の成績を残している。上位打線、下位打線問わずどこからでもチャンスが作れるといったところか。

一方の福岡ソフトバンク打線は大谷投手から今季2得点のみと抑え込まれている。そんな中でも好成績を残しているのが、5割近い打率で孤軍奮闘の活躍を見せた中村晃選手だ。ファーストステージではともに1番に座った中村晃選手が、12日の試合でもチームに良い流れを呼び込めるかが勝敗のカギを握るだろう。

ファイナルステージではリーグ優勝を果たした北海道日本ハムに1勝のアドバンテージが与えられる。クライマックスシリーズが開始された2007年からのパ・リーグの結果を振り返ると、過去9回のうち8回はレギュラーシーズン優勝チームが日本シリーズへの進出を果たしている。そのいずれもが初戦をきっちりと制しており、優勝チームが初戦を落とした2010年は、3位・千葉ロッテが4勝3敗で日本シリーズへの切符を手にし、その勢いで日本一の栄冠に輝いた。

両チームにとって初戦が大事だということは今さら言うまでもない。北海道日本ハムは2006年以来となる10年ぶりの日本一を目指し、そして福岡ソフトバンクは3連覇を目指し、まずは12日に行われる初戦を全力で獲りにいく。