増井浩俊、金子弌大、浅村栄斗、レアード...移籍した選手と古巣チームの相性は?

2020-07-15 11:00 「パ・リーグ インサイト」編集部
オリックス・バファローズ 増井浩俊投手(撮影・菊地綾子)

オリックス・バファローズ 増井浩俊投手(撮影・菊地綾子)

 移籍には「古巣対決」がつきものだ。応援していた選手が他球団へ移籍し、複雑な気持ちで試合を見守るファンも少なくないと思う。選手にとっても特別な気持ちで臨むであろう元チームメイトとの対決はどのような結果を生むのだろうか。
 
 今回は2018年、2019年に移籍した増井浩俊投手(オリックス)、金子弌大投手(北海道日本ハム)、浅村栄斗選手(楽天イーグルス)、レアード選手(千葉ロッテ)をピックアップし、2019年シーズンの対古巣の成績、得意・不得意な選手を紹介する。

オリックス・増井浩俊VS北海道日本ハム打線

 2017年オフに北海道日本ハムからオリックスへFA移籍した増井浩俊投手。移籍2年目となる昨シーズンは史上2人目、パ・リーグでは史上初となる"150ホールド&150セーブ”という偉業を成し遂げたが、クローザーのポジションをディクソン投手に奪われるなど悔いが残るシーズンでもあった。対パ・リーグチーム別成績においては北海道日本ハム相手にワーストの防御率を残している。特に近藤健介選手や西川遥輝選手、王柏融選手といった左打者との相性が悪い。

 今季の北海道日本ハム戦は7月9日の試合で2回を投げ、奪三振3の無失点のパーフェクトリリーフ。11日も1回を無失点に抑えた。特に9日は中田翔選手からさっそく三振を奪っており、今年も相性の良さは健在か。

北海道日本ハム・金子弌大VSオリックス打線

 2019年に北海道日本ハムの一員となった金子弌大投手は、古巣・オリックス打線を完全に封じ込めたといっていい。昨年挙げた8勝のうち、5勝はオリックスから。京セラドーム大阪・ほっともっと神戸で2試合ずつ投げて計4勝、どちらの球場でも防御率0.00という数字を残し、その相性の良さを見せつけた。また、オリックスから勝ち星を挙げたことで史上18人目の全球団勝利を達成している。

 2020年シーズンの対オリックス戦は、7月7日に中継ぎとして登板し、昨年も苦手としていた吉田正尚選手に被弾。11日には「ショートスターター」として今季初先発し、2回26球1安打1失点だった。今年は吉田正選手への苦手意識を払拭したいところ。

楽天イーグルス・浅村栄斗VS埼玉西武投手陣

 2019年から楽天イーグルスの中軸を担っている浅村選手は埼玉西武戦で大暴れ。対パ・リーグチーム別成績を比較すると、打率が3割を越え、2桁本塁打を記録しているのは対古巣だけ。昨シーズン、楽天イーグルスは埼玉西武に14勝11敗と勝ち越しており、その理由の一つに浅村選手の活躍があるだろう。今シーズンは4番としてチームを引っ張る浅村選手が古巣相手にどのような打撃を披露するか注目だ。

千葉ロッテ・レアードVS北海道日本ハム投手陣

 2019年は新天地の千葉で「釣る・さばく・握る」という新しい寿司パフォーマンスを披露したレアード選手。4年間在籍した古巣・北海道日本ハム戦は30三振を喫するなど苦戦した。札幌ドームでの成績も34打数4安打、打率.118。昨季はチームも札幌ドームで10連敗してしまったが、鬼門を克服するにはレアード選手の活躍が不可欠である。北の大地でも寿司パフォーマンスを見せることができるか。

 以上4人の選手を取り上げたが、相性の良し悪しがはっきり分かれる結果となった。120試合、同一カード6連戦などイレギュラーな今シーズンだが、早くも「古巣対決」が実現。楽天イーグルスから千葉ロッテに移籍した美馬学投手は、7月5日の楽天戦に登板したが、6回途中5失点で古巣相手に黒星。対して千葉ロッテから楽天イーグルスに移籍した鈴木大地選手は、千葉ロッテ6連戦で11安打1本塁打4打点と恩返しに成功している。

 プロ野球はまだまだ始まったばかり。古巣相手に好調を続けられるか、苦手を克服することができるか注目したいところだ。これからも因縁の対決から目が離せない。

文・下村琴葉

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