数字で占うクライマックスシリーズ ファイナルステージ4戦目の展開

2016-10-14 00:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

10月12日から始まった「2016 日本通運 クライマックスシリーズ パ」のファイナルステージ。初戦は6対0で北海道日本ハムが快勝し、2戦目も北海道日本ハムが勝利を収め、日本シリーズ進出へ王手かと思われた土壇場の9回に福岡ソフトバンクが大逆転。3戦目は初回にいきなり4点を奪った北海道日本ハムが勝利。これでアドバンテージを含めた両者の勝利数は北海道日本ハムが3勝、福岡ソフトバンクが1勝となり、北海道日本ハムが日本シリーズ進出へ王手をかけた。

ここでは、すでに発表されている15日の両予告先発の成績や、今季の両チームの対戦成績などをもとに、両チームにとって非常に重要な4戦目がどのような試合展開となるのかを数字で占う。

【北海道日本ハム対福岡ソフトバンク 今季のレギュラーシーズンの対戦成績】
・北海道日本ハム
25試合15勝9敗1分 103得点 76失点 打率.247 防御率2.80
・札幌ドーム 対福岡ソフトバンク
9試合 3勝5敗1分 打率.212 防御率3.28

・福岡ソフトバンク
25試合9勝15敗1分 76得点 103失点 打率.236 防御率3.88
・札幌ドーム 対北海道日本ハム戦
9試合 5勝3敗1分 打率.257 防御率3.05

今季のレギュラーシーズンの通算対戦成績は15勝9敗で北海道日本ハムが6つの勝ち越し。ヤフオクドームでの対戦成績は9勝2敗だが、札幌ドームだと3勝5敗と立場が逆転。しかし、ファイナルステージの3戦は北海道日本ハムが2勝1敗とわずかに勝ち越しており、ここまでは地の利を生かした戦いができていると言えるだろう。

【10月15日 両予告先発の今季の対戦成績】
・北海道日本ハム・高梨投手
対福岡ソフトバンク 8試合 3勝0敗 防御率1.86
対福岡ソフトバンク(札幌ドーム) 3試合 0勝0敗 防御率1.93

・福岡ソフトバンク・バンデンハーク投手
対北海道日本ハム 3試合 1勝1敗 防御率5.21
対北海道日本ハム(札幌ドーム) 1試合 0勝0敗 防御率3.86


すでに発表されている2戦目の予告先発投手の二人。高梨投手は対福岡ソフトバンク戦で3勝0敗、防御率1.86と強力鷹打線を抑え込んだ。札幌ドームでの勝ち星はないが、防御率は1.93と申し分ない。そう簡単には崩れることはないだろう。

対するバンデンハーク投手は今季の北海道日本ハム戦で1勝1敗、防御率5.21。札幌ドームでも0勝0敗、防御率3.86という成績で相性がいいとは言えない。ただ、9月18日に一軍に復帰し、その後は実戦登板を経て徐々に復調気配を見せている。10月9日の対千葉ロッテ戦(CSファーストステージ)でも6回1失点と好投しており、本調子での勝負ができるはずだ。

【対バンデンハーク投手のキーマン】
レアード選手 7打数5安打2本塁打3打点 打率.714
西川選手 5打数2安打1本塁打1打点 打率.400

【対高梨投手のキーマン】
長谷川選手 8打数4安打0打点 打率.500
柳田選手 13打数6安打1打点 打率.462

対バンデンハーク投手のキーマンとしてはまず、レアード選手が挙げられる。今季の対戦成績は7打数5安打2本塁打3打点、打率.714と打ちまくった。現在、ファイナルステージでも2試合連続本塁打中と絶好調。明日もレアード選手のバットから快音が聞けるかもしれない。

また、西川選手も本塁打を含め打率は4割と相性が良い。初回から西川選手を起点として主導権を握り、先行逃げ切りに持ち込めるかどうか。

一方の福岡ソフトバンクは、対高梨投手で長谷川選手と柳田選手が好相性。ともに14日の試合では無安打に終わったが、高梨投手が相手となれば話は別。今年は5割近い打率を残し、新人王候補の高梨投手を攻め立てた。明日もこの両選手を中心とし、攻略の糸口をつかんでいきたいところだ。

13日の重盗での逆転勝利から、福岡ソフトバンクに流れが傾きかけた。しかし、リーグ覇者の北海道日本ハムが「勝利」という一番の良薬でこの流れを再び手繰り寄せた。あと3試合で1勝すれば日本シリーズ進出というかなり有利な状況とはなったが、ひとたび隙を見せれば3連覇を狙う福岡ソフトバンクが一気に襲い掛かるはずだ。両軍にとって全く気の抜けない戦いはまだ続いていく。