活躍光る広島森下&楽天小深田 1軍デビューは27人…12球団新人達の現在地は?

2020-08-18 14:19 「Full-Count」編集部
楽天・小深田大翔※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

楽天・小深田大翔※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

巨人は12球団で唯一、新人の1軍出場がまだない

 新型コロナウイルスの感染拡大で約3か月遅れ、6月19日に開幕を迎えた2020年のプロ野球。当初は無観客で開催されていたが、7月10日から有観客での開催も始まり、開幕から約2か月が経過した。

 今までにない形での開幕となり、難しい調整を強いられた選手たち。その中でも、大きな希望を抱いてプロの世界に飛び込んできたルーキーたちにとっては、より難しいものになったに違いない。ただでさえ右も左も分からない1年目。開幕が見えない中での調整は困難を極めたに違いない。

 そんなルーキーたちの中には自粛期間を乗り越え、現在1軍で存在感を際立たせている選手もいる。そこで開幕から約2か月が経過した段階での各球団のルーキーたちの現在地を見ていこう。

【巨人】
・1軍出場なし

 巨人は12球団でただ1チームだけ、ルーキーの1軍デビューがない。ドラフト2位の太田龍がイースタン・リーグで8試合に登板して2勝1敗、防御率2.86とまずまずの成績を残している。太田を除く5人は高卒のため、時間をかけて育成していくことになるだろう。

【横浜DeNA】
2 坂本裕哉 1試合1勝0敗0S0H 防0.00
3 伊勢大夢 5試合0勝0敗0S0H 防1.80
6 蝦名達夫 1打数0安打0本塁打0打点 .000

 横浜DeNAは坂本、伊勢、蝦名の3選手が1軍でデビュー。開幕ローテ入りした坂本はプロ初登板で6回1安打無失点の好投でプロ初勝利をマークしたが、足首を捻った影響で登録抹消に。伊勢、蝦名も登録抹消となっており、現在は1軍にルーキーはいない状況だ。1位の森はイースタン・リーグで打率.169と苦戦を強いられている。

中日・石川昂弥※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

中日・石川昂弥※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

中日は12球団で最多の5人の新人が1軍の舞台を経験

【阪神】
6 小川一平 14試合0勝0敗0S0H 防7.62

 1位から5位まで高校生を指名した阪神で今季1軍デビューしているのは唯一の大卒選手のドラフト6位の小川。中継ぎで起用されて14試合に登板したが、防御率7.62と奮わずに登録抹消となっている。ドラフト1位の西純矢や2位の井上広大らは2軍で経験を積んでいる。西純は4試合に投げて無失点、井上はすでに4本塁打19打点をマークし大器の片鱗を見せている。

【東京ヤクルト】
2 吉田大喜 5試合1勝2敗0S0H 防4.81
4 大西広樹 2試合0勝1敗0S0H 防3.00
6 武岡龍世 1打数1安打0本塁打0打点 1.000

 東京ヤクルトでは3人の新人が1軍の舞台を経験した。2位の吉田大喜は先発の一角を任されるようになり、8月7日の横浜DeNA戦ではプロ初勝利もマークし、6位の武岡はプロ初打席で初安打を放った。ドラフト1位の奥川は2軍でじっくりと育成中。イースタン・リーグ4試合に出場して3失点、防御率4.05となっている。

【中日】
1 石川昂弥 36打数8安打0本塁打1打点 .222
2 橋本侑樹 11試合0勝0敗0S0H 防6.14
3 岡野祐一郎 6試合2勝1敗0S0H 防4.82
4 郡司裕也 16打数4安打0本塁打3打点 .250
5 岡林勇希 7打数2安打0本塁打0打点 .286

 12球団で最多の5選手が1軍デビューを果たしている中日。ドラフト1位の石川昂は2軍で結果を残して7月12日に初の1軍昇格。プロ初スタメン初出場となった同日の広島戦でプロ初打席で初安打となる二塁打を放った。だが、離脱していた高橋周平が復帰したこともあり、7月31日に登録抹消に。開幕ローテ入りした岡野もプロ初勝利をあげたが、石川昂と同日に登録抹消となった。

【広島】
1 森下暢仁 7試合4勝2敗0S0H 防2.31

 広島で1軍デビューしたのはドラフト1位の森下のみだが、この森下がエース級の働きを見せている。初先発となった6月21日の横浜DeNA戦で7回無失点と好投。救援陣の乱調で白星を逃したが、2度目の登板でプロ初勝利。8月14日の阪神戦ではプロ初完封をマークし、エース大瀬良と並びチームトップタイの4勝をマークしており、新人王の筆頭候補だろう。

【福岡ソフトバンク】
3 津森宥紀 13試合1勝0敗0S3H 防3.14
5 柳町達 1打数0安打0本塁打0打点 .000

 福岡ソフトバンクで1軍デビューを果たしたルーキーは2人。3位の津森は6月21日の千葉ロッテ戦でプロ初登板。史上初めてプロ最初の打者に満塁本塁打を被弾するデビューとなったが、6月24日の埼玉西武戦で勝利投手となり、12球団の新人で初勝利1番乗りとなった。柳町はわずか1打席に立ったのみでファームに降格。津森も16日に登録抹消となり、現在、1軍にルーキーは不在となっている。

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広島・森下暢仁※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

小深田は打率.260、津留崎は15試合登板と楽天の2人がチームに貢献

【楽天】
1 小深田大翔 123打数32安打0本塁打10打点 .260
3 津留崎大成 15試合1勝1敗0S1H 防6.19

 新人野手で最も存在感を発揮しているのが楽天の小深田だろう。ここまで29試合にスタメン出場し打率.260をマーク。9つの盗塁もマークしており、俊足巧打、そして好守の内野手としてチームに欠かせぬ存在となっている。3位の津留崎もここまで15試合に登板。2位の黒川史陽内野手はイースタン・リーグで打率.273、3本塁打13打点と上々の結果を残している。

【千葉ロッテ】
2 佐藤都志也 26打数5安打0本塁打3打点 .192
5 福田光輝 18打数2安打0本塁打0打点 .111

 千葉ロッテで1軍デビューを果たしたのは2人。2位の佐藤は6月27日のオリックス戦でプロ初安打となるサヨナラ適時打を放った。5位の福田光は打率.111と苦戦し、登録抹消となっている。1位の佐々木朗希投手は1軍に同行しながら調整中。シート打撃登板後に体調面に不安が出たため、実戦にはまだ登板していない。

【埼玉西武】
1 宮川哲 21試合0勝1敗0S3H 防4.91
2 浜屋将太 4試合0勝0敗0S0H 防9.35
5 柘植世那 2打数1安打0本塁打0打点 .500
8 岸潤一郎 2打数0安打0本塁打0打点 .000

 パ・リーグ3連覇を目指す埼玉西武は4人が1軍でプレー。特に1位の宮川はリリーフ陣の一角として21試合に登板している。5位の柘植は8月14日に再昇格すると、16日の楽天戦でプロ初安打をマークした。岸は7月25日に、浜屋は7月27日に登録抹消になっている。

【北海道日本ハム】
1 河野竜生 7試合2勝3敗0S0H 防4.46
4 鈴木健矢 3試合0勝0敗0S0H 防18.00

 北海道日本ハムは1位の河野が開幕ローテ入り。6月24日の楽天戦でプロ初先発すると、4度目の先発となった7月19日の千葉ロッテ戦で8回2失点と好投してプロ初勝利をマークした。ここまで2勝をマークするも、8月15日に登録を抹消されている。4位の鈴木は開幕1軍切符を手にしたものの、3度目の登板で1イニングで5失点と炎上して登録を抹消された。

【オリックス】
3 村西良太 2試合0勝1敗0S0H 防11.25
5 勝俣翔貴 4打数0安打0本塁打0打点 .000

 オリックスで1軍デビューしたのは3位の村西、5位の勝俣の2人。村西は6月25日の千葉ロッテ戦でプロ初先発したが、3回5失点でKOされて、すぐに登録抹消に。8月9日に再昇格したが、その後は16日の福岡ソフトバンク戦の1試合に登板したのみとなっている。勝俣は開幕1軍切符を掴んだものの、初安打をマークすることなく、6月29日に登録抹消となっている。

(Full-Count編集部)