さすがの安定感。楽天のエースは順調な仕上がり

2016-03-12 00:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

4年連続の開幕投手へ、視界良好だ。楽天の則本昂大投手が12日の中日とのオープン戦(静岡)に先発。6回1安打無失点と抜群の安定感を見せ、勝ち投手となった。

4回、右腕は四球と自身の暴投で2死二塁のピンチを招いたが、森野を一ゴロに仕留めて脱出。試合後「なかなか状態は良くなかった」と振り返ったものの、4回以外は二塁を踏ませない内容で先発投手としての役割を果たした。攻撃陣は初回1死一三塁、主砲のウィーラーが左翼へ適時打。この1点を投手陣の完封リレーで守り抜き、エースに白星が舞い込んだ。

グラウンド外では、9日に第一子となる女の子が誕生した。大切な存在が増え「一家の大黒柱として、チームの柱として、今まで以上に頑張りたい」と、今季に懸ける思いはいっそう強くなったようだ。この日が長女誕生後の初登板。ヒーローインタビューでは淡々とした口調で話を進めたエースだったが、愛娘についての話題になると途端に満面の笑み。静岡に詰めかけたファンからも温かい拍手を受け、「がんばります!」と答えた。

25日に迫ったシーズン開幕。右腕はその初戦に登板することが内定している。新人時代の2013年から3年連続で開幕投手を務めており、4年連続での大役だ。2013年は15勝で新人王、2014・15年と奪三振のタイトルを獲得と、いまや楽天を引っ張る「絶対的エース」に成長した。当日から逆算すれば、オープン戦登板は残り1試合。この日の好投で、順調な仕上がり具合を見せつけた。

開幕戦は本拠地・Koboスタ宮城で福岡ソフトバンクと激突。2013年の日本一から、2年連続の最下位と苦しい結果に終わった楽天。巻き返しに、エースのフル回転は不可欠だ。新しい家族を得た則本が、心身ともに万全の状態で昨年王者に立ち向かう。