タカガール♡デーにリモートで参戦! 女性向けの特別イベントは球場外でも

2020-09-04 08:00 「パ・リーグ インサイト」編集部
ピンクリボンユニフォームを着用した選手たち 提供:福岡ソフトバンクホークス

ピンクリボンユニフォームを着用した選手たち 提供:福岡ソフトバンクホークス

タカガール♡デー、今季はリモートでも

 福岡ソフトバンクホークスの人気イベント「タカガール♡デー」が8月29・30日に開催された。「タカガール」とは女性ホークスファンの総称で、テーマカラーはピンク。女性入場者全員に「タカガールユニフォーム」をプレゼントし、球場内がピンク一色となる女性向けの特別イベントが「タカガール♡デー」だ。毎年イベント開催日には女性来場者が70%を超え、多くのタカガールが一年に一度のこのイベントを楽しみにしている。

 しかし、今年は観客上限5000人で試合は開催され、チケットはイベント開催に関わらず入手困難。そこで、球場に来れないタカガールのために、今季初の球場外での取り組みがさまざま行われた。その取り組みの中の一つ、8月30日に行われた女性限定のオンライン観戦イベントを実際に体験。福岡から遠く離れた東京からリモートで「タカガール♡デー」に参戦した。

女性限定のオンライン観戦イベントの様子

女性限定のオンライン観戦イベントの様子

 女性限定のオンライン観戦イベントには、参加特典としてタカガールユニフォームをイベント前日までに届けてくれる。また、ゲストにホークスOBの馬原孝浩さん、城所龍磨さん、江尻慎太郎さん、新垣渚さんが2部屋に分かれて登場。おうちでの試合観戦も、ユニフォームを着て、OB選手やファンとリアルタイムでつながりながら観戦すると、球場での観戦にはない楽しさがあり新鮮だ。

 江尻さん・新垣さんのお部屋にログインすると、皆ピンクのタカガールユニフォームを着用していて、画面がとても華やか。こうしたオンライン観戦イベントはこれまでも行われてきたが、女性限定・タカガール♡デーでの開催ということで、主にOB選手との交流をたっぷり楽しめるような企画が盛りだくさんなのが特徴だった。

 質問コーナーでは「バレンタインでもらったチョコは食べますか?」「好きなお菓子はなんですか?」という女性らしい質問があがり、「野球選手になってよかったなと実感したことは?」という質問に対しては「オールスターのマウンドに立った時、10年頑張ってきてよかったなぁと思った」と江尻さんがしみじみと答えると、新垣さんは「野球ゲームに自分の名前が出てきたこと。けど自分を使うのは恥ずかしいので、選手になってから1度もやっていない」と答えるなど、さまざまな質問に答え、参加者との交流を楽しんだ。
 
 その他、心理テスト、○×クイズ、食レポ対決のコーナー、ラッキー7に合わせてのダンスコンテストなど試合終了まで企画は盛りだくさん。見事ホークスが勝利すると、タカガール♡デー仕様になったピンク色の勝利の花火を見届け、ホークスの8連勝を喜び合った。最後に江尻さんは「皆さんと楽しい時間を共有できてとても楽しかった。今後もこのようなイベントをたくさんやっていきたい」と話すと、新垣さんは「対面ではないオンラインでのイベントがまだまだ続く状況だが、僕たちもファンの皆さんと一緒に応援して盛り上げていきます!」と話し、イベントは終了した。

タカガール♡デー仕様になったピンク色の勝利の花火 提供:福岡ソフトバンクホークス

タカガール♡デー仕様になったピンク色の勝利の花火 提供:福岡ソフトバンクホークス

 参加者からは「遠方でPayPayドームになかなか行けないのでオンラインは参加しやすくてよかった」「来年のタカガール♡デーでもやってほしい」との声があがるなど、オンラインイベントの開催は、ファンの裾野を広げる有効な取り組みだとあらためて感じるイベントだった。今後球団がどのような活用をしていくのか、とても楽しみだ。

一人でも多くの女性に野球を楽しんでもらうために

 イベント終了後、ゲストのお二人にお話を伺うと、江尻さんは「タカガール♡デーのようなイベントで、女性が野球に興味をもってくれることはとても嬉しいこと」と話し、これから初めて観戦に行く女性やまだ観戦したことのない女性へ「野球のルールがわからなくても、光や音楽などの空間演出だけでも楽しめるし、おいしい飲食もたくさんあるので、『この空間でみんなで騒ぐのが楽しい!』と思ってもらえたら、気軽な気持ちでまた足を運んでほしいです」とメッセージ。新垣さんは「まずは、好みの選手を探して楽しむのがいいかと思います。その選手が気になって応援するようになれば、選手にとってはその声援が力になるし、応援していけばルールなど難しいことは自然と覚えていくので大丈夫でしょう」とメッセージを寄せてくれた。

 昨今のコロナ禍で、どうしても少し気持ちが暗くなってしまいがちだが、自分が熱中できるもの、自分を幸せにしてくれる対象を見つけ、その力を借りて、機嫌よく過ごしていく工夫は、これからの時代を生き抜くために必要なのかもしれない。野球にはドラマがあり、夢があり、ペナントレースは最高にエモーショナルな物語だと筆者は感じている。まだ野球に出会っていない女性のみなさん、「野球チームを応援する」という楽しみを取り入れてみてはいかがだろうか。

文・池田紗里

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