千葉ロッテ大物続々、楽天は最多4件トレード、埼玉西武は補強ゼロ…パ球団の最終戦力状況は?

2020-10-02 08:10 「Full-Count」編集部
千葉ロッテ・澤村拓一※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

千葉ロッテ・澤村拓一※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

福岡ソフトバンク&北海道日本ハムは育成選手の支配下昇格のみ

 プロ野球は9月30日でトレード期限が終了し、シーズン終盤までの戦力が固まった。例年は7月末までだが、新型コロナウイルス感染拡大で開幕が延期になった影響で2か月後ろ倒しに。シーズンは残り3分の1を切る中で、駆け込みの動きも相次いだ。福岡ソフトバンクと千葉ロッテが熾烈な首位争いを繰り広げるパ・リーグでは、活発な球団と動かなかった球団と分かれる結果になった。

 開幕後から最も動いたのが楽天だ。6月にゼラス・ウィーラー内野手とのトレードで巨人から池田駿投手を獲得すると、7月にも巨人とのトレードを成立させて高田萌生投手を獲得した。さらに9月に入ってさらに活発になり、広島からDJ・ジョンソン投手が金銭トレードで加入。移籍期限の最終日となった9月30日には、巨人から田中貴也捕手の金銭トレードが発表された。トレードだけで実に4件が成立。さらに故障で育成になっていた福山博之投手も9月に支配下登録され、支配下登録の上限70人いっぱいとなった。

 移籍で大きな話題を呼んだのは千葉ロッテ。春季キャンプ終了後の3月に元阪神の鳥谷敬内野手の入団を発表すると、9月には相次いで大物が加入した。まずは巨人とのトレードで澤村拓一投手を獲得。その澤村は移籍初登板から8試合連続無失点を続け、早くもブルペンに欠かせない存在に。さらに9月下旬には、元中日でオリオールズとマーリンズでも活躍したチェン・ウェイン投手の入団も発表。シーズン終盤に向け、大型補強に成功した。一方で、育成から3選手を支配下登録し、中でも和田康士朗外野手はリーグ3位の20盗塁をマークするなど大きな戦力なっている。

埼玉西武はパ6球団で唯一新たな補強をせず、保留だった多和田と7月に契約したのみ

 その千葉ロッテと首位争いを繰り広げる福岡ソフトバンクは、育成の3選手を支配下登録したのみで他球団からの補強はなし。8月に支配下となった渡邉雄大投手は9月に3試合登板したものの、故障で離脱した。9月に駆け込みの補強はなく、上限まで2人残した68人でシーズンを戦い抜く。福岡ソフトバンクと同様に、北海道日本ハムも育成2選手を支配下登録したのみ。樋口龍之介内野手は、育成入団では球団初となる支配下登録となった。

 最下位に低迷するオリックスは、阪神とのトレードで8月に飯田優也投手が加入。さらに育成2選手を支配下登録した。大下誠一郎外野手は1軍初打席で本塁打を放つなど存在感を見せている。上限まで3人を残し、来季にもつながる戦いをしていく。

 そして、パ6球団で唯一、新たな補強をしなかったのが埼玉西武。自律神経失調症の影響で契約が保留されていた多和田真三郎投手と7月に支配下選手契約を結んだのみとなっている。現在Bクラスと低迷するリーグ王者だが、上限まで3人を残して9月末の期限を迎えた。

 球団によって分かれた戦力補強。シーズン終盤に向け、新戦力は機能するのか――。各チームの戦い方に注目が集まる。

(Full-Count編集部)