数字で占う「SMBC日本シリーズ2016」第5戦の展開

2016-10-27 07:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

パ・リーグの覇者・北海道日本ハムと、セ・リーグ覇者・広島による頂上決戦「SMBC日本シリーズ2016」。広島の本拠地・マツダスタジアムで行われた2戦はいずれも広島が制して北海道日本ハムは連敗発進。札幌ドームに場所を移して迎えた第3戦は延長戦にもつれ込む熱戦となり、10回裏に大谷選手が劇的な一打を放ってサヨナラ勝利。第4戦は不運な形で先制を許したものの、6回裏に中田選手の一発で追い付き、8回裏にレアード選手が値千金の勝ち越し2ラン。中軸の二発で広島を下し、これで対戦成績は2勝2敗の五分となった。

勝利した方が日本一へ王手となる第5戦の先発は、北海道日本ハムが新人左腕の加藤投手。一方の広島の先発は、日本シリーズの初戦に先発し、中4日での登板となるジョンソン投手の対決と発表された。

ここでは、両投手をはじめとする過去の様々な結果などをもとに、日本シリーズの第5戦がどのような展開となるのかを数字で占う。

【北海道日本ハムの対広島戦 過去の対戦成績(交流戦)】
2005年 5勝1敗 打率.227 防御率2.72
2006年 2勝4敗 打率.272 防御率3.71
2007年 4勝0敗 打率.281 防御率2.00
2008年 2勝2敗 打率.277 防御率3.34
2009年 2勝2敗 打率.286 防御率3.09
2010年 1勝2敗1分 打率.259 防御率2.33
2011年 3勝1敗 打率.260 防御率0.73
2012年 2勝2敗 打率.219 防御率4.37
2013年 4勝0敗 打率.269 防御率2.00
2014年 2勝2敗 打率.286 防御率5.23
2015年 3勝0敗 打率.255 防御率2.00
2016年 1勝2敗 打率.247 防御率2.00

2005年から始まった交流戦(過去12年)で北海道日本ハムは広島を相手に31勝18敗1分。勝率.633、貯金13と大きく勝ち越している。直近の4年だけを見ても10勝4敗と、こちらも大きく勝ち越し。

マツダスタジアムでの2戦は広島が連勝。札幌ドームでの2戦は北海道日本ハムが連勝と五分の戦いを見せているが、ここまではお互いが本拠地での強さを発揮している。札幌ドームは残り1試合。マツダスタジアムは最大2試合を残しており、その点が勝敗にどう影響するか。

【10月27日 両予告先発の今季の成績】
・北海道日本ハム・加藤投手
今季成績:7勝3敗 防御率3.45
※広島とは対戦経験なし。

・広島・ジョンソン投手
今季成績:15勝7敗 防御率2.15
※今季のレギュラーシーズン対北海道日本ハム:0勝1敗 防御率4.50(6回3失点)
※日本シリーズ初戦は7回途中1失点の好投で白星

この大舞台で栗山監督は第5戦の先発にルーキーの加藤投手を指名。7月途中までは先発と中継ぎをこなし、7月24日以降は先発に配置転換。ルーキーながら7勝を挙げる活躍でチームの4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。福岡ソフトバンクとのクライマックスシリーズ ファイナルステージでは結果を出すことができなかったが、その悔しさを頂上決戦で晴らすことができるか。

対する広島の先発は、日本シリーズの初戦に登板し、7回途中1失点の好投で勝利を挙げたジョンソン投手が中4日で登板。初戦はレアード選手の本塁打による1点のみに抑えられたが、9安打を放っており、あとは決定打を生み出せるかにかかっている。

【北海道日本ハム打線のキーマン】
大谷選手 12打数5安打1打点 打率.417
中田選手 13打数4安打1本塁打4打点 打率.308
レアード選手 15打数4安打2本塁打3打点 打率.267

打線のキーマンとしては、上記の3人を挙げたい。第4戦は無安打に終わったものの、第3戦では流れを呼び込むサヨナラ打を放った大谷選手。あの殊勲の一打が第4戦の勝利につながった。中田選手、レアード選手は第3戦、第4戦で勝利につながる一打を放った。広島での2戦は決定打不足で連敗となったが、点がほしい場面で徐々に点が取れるようになりつつある。今日も中軸の3人の打棒に期待したい。

ここまで、両チームがそれぞれの本拠地で勝利する展開となっているが、札幌ドームでの戦いは第5戦がラストとなる。沢村賞投手のジョンソン投手が相手となり、打ち崩すことは容易ではないが、今日の試合も勝利し王手をかけることができれば日本一へ大きく近づけるだろう。