【試合戦評】西川選手の劇的サヨナラ満塁弾。10年ぶりのビッグタイトルまであと1勝

2016-10-27 00:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

北海道日本ハムが札幌ドームで連勝し、対戦成績を2勝2敗の五分に戻して迎える「SMBC日本シリーズ2016」の第5戦。勝った方が日本一へ王手となる重要な一戦の先発は、北海道日本ハム・加藤投手と広島・ジョンソン投手による対決となった。

初回、加藤投手が先頭の田中選手と3番・丸選手に安打を許すなど、2死1,3塁のピンチをいきなり迎える。そしてこの好機で打席に入った5番・鈴木選手に中前へ適時打を放たれ、先制を許してしまう。

反撃を見せたい打線は、初回はテンポ良く3人で抑えられるも、2回に中4日での登板となったジョンソン投手を攻め立てる。まずは先頭の4番・中田選手が安打を放ち、5番・レアード選手もこれに続く。6番・近藤選手が犠打で走者を進め、1死2,3塁。しかし、後続が打ち取られてしまい、得点を奪えない。

栗山監督が早めに動き、2回途中からは2番手・メンドーサ投手にスイッチ。すると、そのメンドーサ投手が小さく動く変化球を武器に、芯を外して凡打の山を築いていく好投。2回はピンチの場面を冷静に無失点で切り抜け、3回から6回までは4イニングス連続で3人で封じ、打線の奮起を待つ。

試合は終盤に突入し、1点ビハインドで迎えた7回裏。ここまで好投のジョンソン投手に代わり、2番手・今村投手がマウンドへ。すると打線が四球と安打などで1死1,3塁の好機を生み、1番・岡選手が3球目の変化球をきっちりセンターへはじき返す同点の犠飛。待望の得点を奪い、試合を振り出しに戻す。

同点のまま試合は進み、1対1で迎えた9回裏。安打と四死球で2死満塁の絶好機を迎え、これ以上ない場面で打席に立った西川選手が試合を決めるサヨナラ満塁本塁打。ここまでの4戦で不振にあえいでいた西川選手のド派手な一撃で見事なサヨナラ勝利を決め、悲願の日本一へ王手をかけた。

劇的な勝利で3連勝とし、ついに2006年以来となる10年ぶりの日本一まであと1勝となった。明日の移動日を挟み、29日からは広島での決戦を迎える。日本一は目の前に迫っているが、ここでもう一度気を引き締めなおし、チーム一丸で歓喜の時を迎えたい。