数字で占う「SMBC日本シリーズ2016」第6戦の展開

2016-10-29 09:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

パ・リーグの覇者・北海道日本ハムと、セ・リーグ覇者・広島による頂上決戦「SMBC日本シリーズ2016」。2勝2敗の五分で迎えた第5戦は、1対1の同点で迎えた9回裏に西川選手がサヨナラ満塁本塁打を放つという劇的な幕切れで北海道日本ハムが勝利。最高の形で白星を手にし、10年ぶりの日本一に王手をかけた。

第6戦となる29日の先発は、北海道日本ハムが増井投手で広島が野村投手と発表された。ともに日本シリーズの第2戦に先発し、中5日での登板となる。ここでは、両投手をはじめとする過去の様々な結果などをもとに、日本シリーズの第6戦がどのような展開となるのかを数字で占う。

【北海道日本ハムの対広島戦 過去の対戦成績(交流戦)】
2005年 5勝1敗 打率.227 防御率2.72
2006年 2勝4敗 打率.272 防御率3.71
2007年 4勝0敗 打率.281 防御率2.00
2008年 2勝2敗 打率.277 防御率3.34
2009年 2勝2敗 打率.286 防御率3.09
2010年 1勝2敗1分 打率.259 防御率2.33
2011年 3勝1敗 打率.260 防御率0.73
2012年 2勝2敗 打率.219 防御率4.37
2013年 4勝0敗 打率.269 防御率2.00
2014年 2勝2敗 打率.286 防御率5.23
2015年 3勝0敗 打率.255 防御率2.00
2016年 1勝2敗 打率.247 防御率2.00

2005年から始まった交流戦(過去12年)で北海道日本ハムは広島を相手に31勝18敗1分。勝率.633、貯金13と大きく勝ち越している。直近の4年だけを見ても10勝4敗と、こちらも大きく勝ち越し。

マツダスタジアムでの2戦は広島が連勝し、札幌ドームでの3戦は北海道日本ハムが3連勝と、互いに本拠地での強さを示す結果となった。残る2戦はいずれも広島の本拠地・マツダスタジアムでの連戦となる。上記の北海道日本ハムが勝ち越しているというデータが当てはまるか。それとも、今シリーズにおけるここまでの傾向通り、広島が本拠地での強さを見せるか。

【10月29日 両予告先発の今季の成績】
・北海道日本ハム・増井投手
今季成績:10勝3敗10セーブ 防御率2.44
※日本シリーズ第2戦は6回途中4失点、自責点2 防御率3.38

・広島・野村投手
今季成績:16勝3敗 防御率2.71
※日本シリーズ第2戦は6回1失点、自責点0 防御率0.00

マツダスタジアムで行われた第2戦の再戦となる両者。野村投手がほぼ完ぺきな投球内容で増井投手に勝利。北海道日本ハム打線は相手のタイムリーエラーによる1得点のみに抑えられ、敗戦を喫してしまった。

増井投手の第2戦での投球は、今季のレギュラーシーズン(先発へ配置転換後)も含め、最も苦戦していたように見えた。12球団トップの打率を誇る強力打線が相手となるだけに、抑え込むのは容易ではないが、レギュラーシーズンで抜群の安定感を誇った増井投手のリベンジに期待したい。

【北海道日本ハム打線のキーマン】
中田選手 17打数5安打1本塁打4打点 打率.294
レアード選手 18打数5安打2本塁打3打点 打率.278

打線のキーマンとしては、第6戦においても上記の2人を挙げたい。相手の先発投手のレベルが高いということもあり、ここまでは思うような打線の爆発が見られておらず、中軸の奮起が必要不可欠。初回から毎試合のように得点圏に走者を進めるなど、好機は生み出せているが決定打が出ない現状を中田選手とレアード選手がバットで打破できれば、勝利はおのずと見えてくる。

上記以外の選手として挙げたいのは、第5戦でサヨナラ弾を放った西川選手だ。それまでは高めのボール球に手を出すなど迷いが見られていたが、ド派手な一撃で一気に吹っ切れたはず。波に乗れば手が止められなくなる打者なだけに、本日の試合での活躍にも期待したい。

劇的な勝利から一日の移動日を挟み、広島に場所を移しての決戦を迎える。日本一まであと1勝と、歓喜の時は目の前に迫っているが、ここで隙を見せてしまってはすぐさまそこを突かれてしまうだろう。最大11.5ゲーム差をひっくり返し、大逆転でリーグ制覇を成し遂げた勝負強さをこの大舞台でも再び発揮し、2006年以来10年ぶりとなるビッグタイトルを手中に収めたい。