栗原陵矢、周東佑京、笠谷俊介インタビュー
初めて経験する日本一へ。大躍進を遂げた若鷹たちは何を思う

2020-11-11 15:00 「パ・リーグ インサイト」編集部
写真:球団提供

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 激しい首位攻防が繰り広げられた今年のパ・リーグ。そんな中、見事3年ぶりにパ・リーグペナントレースを制した福岡ソフトバンクホークスでは、若鷹たちの躍動が目覚ましい。今回は、バットで存在感を示す栗原陵矢選手、「足」で攻撃にアクセントを加えている周東佑京選手、先発・中継ぎ問わずさまざまな起用に応えている笠谷俊介投手に話を聞いた。

〇栗原陵矢選手

 今季のホークスでまさしくブレイクを果たした男といえば、栗原選手である。6年目の今季はオープン戦からアピールを続け、見事開幕スタメンの座を勝ち取ると、勝負強いバッティングでレギュラーに定着。自身初の2ケタ本塁打となる17本塁打、チーム2位の73打点でそのクラッチヒッターぶりを見せている。捕手登録ではあるものの、外野守備や一塁守備でもそつなくこなしており、ユーティリティ性も兼ね備えていると言えよう。

 序盤は同一カード6連戦が続くなど、例年とは違う状況下においても、「僕自身試合に出続けるのは初めてのことなので、体の疲労や移動などわからないことばかりではあるが、しっかり寝られるときに寝るようにしている。移動が多いのは大変だが、野球ができていることはすごく幸せなので、楽しみながらやってます」と、笑顔で語ってくれた。

〇周東佑京選手

 周東選手は、今季は外野での守備固めや代走だけでなく、主に「1番・二塁」でのスタメン出場が増加。慣れない二遊間の守備では悔しいプレーも見られたが、自慢の脚力は健在で、リーグトップの50盗塁をマークし、自身初の盗塁王のタイトルも獲得した。むろん、それ以上に成長が見られたのがバッティングだ。昨季は打率1割台、今季も序盤は苦しんだが、9月以降は絶好調。9月、10月は月別打率で3割を上回る数字を残し、代走の切り札からリードオフマンへとなる成長街道を駆け抜けている。

 コロナ禍での過ごし方について、「より野球を研究するようになった」と語る周東選手。家にいる時間が多いため、自分の映像を見返したり、他の選手の映像を見たりと野球への探求心の高さがうかがえよう。また、無観客から観客を入れるようになったことに対しては、「無観客はすごくシーンとしていたので、いまいちしっくりこない感じはあった。やはり、お客さんが入ると、よりその声援を近く感じられるようになったので僕たちのパワーになった」とファンの声援のありがたさを口にした。最後にファンに向けては、「自分のできる役割をしっかり果たして、チームとしてはパ・リーグ制覇、日本一を目指してがんばっていきたい」と意気込みを話した。

〇笠谷俊介投手

 貴重なワンピースとして投手陣を支えているのが6年目の笠谷投手だ。今季は開幕直後に一軍登録されると、オープナーやショートスターター、ロングリリーフなどさまざまな役割でチームに貢献。主に板東湧梧投手とのセットで起用され「笠谷→板東」のリレーで勝ち星を積み重ねた。特に、7月30日から8月20日にかけては、3度の先発、2度の救援登板を5試合連続無失点で抑え、苦しい夏場の投手陣の救世主となった。

 そんな笠谷投手に自宅での過ごし方を尋ねると「家にいる時間は、自炊して、マンガ見て、ゆっくりお風呂つかって、ストレッチして寝るのが毎日です」とマイペースな部分をのぞかせた。ファンに向けては、「パ・リーグ制覇、日本一に向かってチーム一丸となってがんばっているので、その力になれるようにこれからも精いっぱい全力で投げていきます。応援よろしくお願いします!」と頼もしい言葉が返ってきた。

 福岡ソフトバンクにとっては、彼らのより一層の活躍こそが、悲願の日本一をぐっと手繰り寄せてくれることだろう。

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