歩こう!選手とともに。伸ばそう!健康寿命。 「パ・リーグ ウォーク」が厚生労働大臣 優秀賞を受賞

2020-12-04 19:30 「パ・リーグ インサイト」編集部

 11月30日(月)パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する歩数計アプリ「パ・リーグウォーク」が 厚生労働省、スポーツ庁主催による「第9回健康寿命をのばそう!アワード」の生活習慣病予防分野において、厚生労働大臣 優秀賞(団体部門)を受賞しました。

 「パ・リーグウォーク」とは2016年3月にスタートした、世界初のプロスポーツリーグによるゲーム型健康増進プロジェクトであり、日々の歩数で球団を応援できるパ・リーグならではのゲーミフィケーションを活用した独自の歩数計アプリ。パ・リーグ6球団いずれかのファン球団として登録し、同球団の試合中にその日の歩数を応援ポイントとして投入することができます。そのポイントの合計で各試合の勝敗を決定し、プロ野球シーズンと同じ試合数ペナントレース形式で対戦。利用者の1日の歩数が10,000歩を超えた際には、応援球団選手のデジタル画像を入手することができます。

 「健康寿命をのばそう!アワード」とは、厚生労働省及びスポーツ庁が健やかで心豊かに生活できる社会の実現を目指し、健康増進・生活習慣病予防推進について優れた取組を行っている企業・団体・自治体の表彰を行うことを通じて、それらの奨励・普及を図るために開催しているアワードです。


 受賞にあたり、パシフィックリーグマーケティング代表取締役CEO根岸友喜と「パ・リーグウォーク」を学術面でサポートしている鎌田真光氏(東京大学講師)がコメントを寄せました。

代表取締役CEO根岸友喜
プロ野球を応援することや観戦することが、社会全体の健康寿命を伸ばすことに貢献できる仕組み作りを考えてきました。引き続き、プロ野球コンテンツが社会へ新しい価値を継続して創出できるように努めていきます。

鎌田真光氏
今回の受賞は、「観るスポーツ」と「するスポーツ(運動)」をつなぐ新たな試みを、1歩ずつ検証しながら進めてきた点も評価されました。さまざまな人々がプロ野球という共通の趣味を通してつながり、楽しみながら健康づくりに取り組める点は、スポーツ観戦やエンターテイメントが持つ新たな可能性を切り拓いたと言えます。

パ・リーグウォーク画面(C)PLM

パ・リーグウォーク画面(C)PLM

極寒のボストンで響きわたる関西弁ーー 「パ・リーグウォーク」開発秘話

 さらに「パ・リーグ ウォーク」の魅力を読者の皆様に知っていただくべく、「パ・リーグウォーク」の開発に携わったパシフィックリーグマーケティングCTO・平山太朗に、開発当時の話から受賞の喜びまで聞きました。

ーーリリースから約4年。ここまで「パ・リーグ ウォーク」が育ってきたことの感想を聞かせてください。

「今でこそ歩数を用いたライフログのデジタルサービスはあまた流通していますが、当時、ファンチームを応援することが健康につながるという発想やサービスはどこにもありませんでした。健康とスポーツ観戦の乗算が伝統的なプロ野球の観戦文化に何をもたらすのか、世界初の試みに対する高揚と、誰にも理解されないという不安の中でデザインしていたことを思い出します」

ーー昨年は福岡市が推し進める「人生100年時代を見据えた持続可能な健寿社会をつくるプロジェクト『福岡100』」の新たな取り組みに採択されました。

「『福岡100』の採択は、このサービスが政令指定都市が推進する健康事業規模にも寄与するロールモデルとして、全国の自治体への認知を前進させたと考えています。パ・リーグは北海道から九州まで列島に広く拠点があります。パ・リーグウォークの楽しさをより多くの全国のファンに届けたいと思います」

ーーその中で今年は厚生労働大臣優秀賞を受賞。担当者としてはさぞやうれしいニュースだったでしょうね!

「私たちにとって、とても挑戦的なプロジェクトのひとつがこうして評価をいただけることに素直にうれしく思います。また選考委員の方々には、数あるすばらしいサービスの中から本プロダクトを選出いただき感謝を申し上げたいと思います。誰も知らなかったサービスにたくさんの支持と理解が集まり、プロ野球にひとつの観戦スタイルが徐々に根付きだしてきたことが、今後のサービスの拡充の励みになります!」

ーーたしかに、大勢のプロ野球ファンが使ってくださっているからこその受賞ですし、うれしさはひとしおだと思います。さて、今だから話せる開発秘話、ここが苦労したなどのエピソードを聞かせてください。

「ハーバード大学で、共同開発者の鎌田さんとサービスデザインを詰めていた時の話です。彼から『歩くことは健康につながるが、歩きすぎは良くない』という提言があり、1日20,000歩を歩いたユーザーに警告を出すか出さないかで紛糾し、厳冬のボストンの気温が上がりました。私からすると『歩かせたいのか歩かせたくないのかどっちやねん!』と。アカデミアとクリエイターの地味な衝突ですが、こういった学術的視点を組み入れながら進めてきたことは、今のプロダクトの大事な柱となっていますね」

ーー結局、“歩きすぎ”アラートは出ない仕様になったワケで(笑)。開発者から見て、このアプリのどういうところが楽しいかや、楽しむポイントを教えてください。

「自分が歩いた歩数を好きなチームにポストし、どのチームが一番歩いたか競う応援合戦のアプリです。ファンによるもう一つのペナントレースですね。実際の試合中にその日の歩数をポストすることで、リアルタイムで相手チームのファンと競うことができます。こうしてチームを応援しているといつの間にか健康になるというのが特徴です。ビールやホットドックを食べながらのスポーツ観戦もいいですが、汗を流しながら応援するのも楽しいものですよ!」


 さまざまな苦悩を乗り越えて受賞に至った「パ・リーグウォーク」。これを機に皆様も日々の生活とプロ野球観戦のおともにしてみてはいかがでしょうか。

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文・清水悠太