ファンによって持ち込まれた書籍555冊を寄贈。北海道日本ハムの読書促進全道キャンペーン

2020-12-10 15:47 「パ・リーグ インサイト」編集部
(C)H.N.F.

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 北海道日本ハムファイターズは読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」の一環で、公式戦開催日の札幌ドームとオフィシャルショップ「ON-DECK」にファンによって持ち込まれた書籍555冊を一般社団法人「北海道ブックシェアリング」に寄贈した。プロ野球を通じ球団や選手、ファンの壁を乗り越え支援の輪が広がっている。

 活動の一つである「読み終えた本をみんなでシェア」は、北海道内や東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方沿岸部の読書環境整備を進めている「北海道ブックシェアリング」の活動に北海道日本ハムが共鳴し、“本があるまちづくり”の手伝いができればと 2014 年にスタートした。今回で 7 年目を迎え、7月 14 日(火)から 11 月 1 日(日)の期間に 54 試合を開催した札幌ドームの総合案内所と、今年初めて回収場所に加えた「ON-DECK」で引き取りを行った結果、絵本や小説、ノンフィクションなどさまざまなジャンルの書籍が集まった。

 一般社団法人「北海道ブックシェアリング」とは 2008 年に図書と教育の関係者が設立した非営利組織。北海道は自治体の3割以上が無書店自治体で、半分には公共図書館がなく、また学校図書館の蔵書・人員配置・新刊購入は全国ワーストクラス。現在道内各地で図書の更新の停滞が進み、本と人との関係が希薄になっている。本会は読書環境の整備支援を進め、格差のない読書機会の創出を目的に活動している。寄せられた図書は、ジャンル別に整理し、図書不足に悩む学校図書館や保育施設、福祉施設、公民館などに無償で提供していく。

 555冊もの本がファンの善意で集まったことに対して、中島卓也選手会長は「新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける状況の中で書籍が集まったことに感謝の気持ちでいっぱいです」と述べた。


文・清水悠太

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