「まだ2位なので」。さすがの貫禄で魅せる福岡ソフトバンク、「定位置」の王座まであとわずか

2018-05-16 23:12 「パ・リーグ インサイト」編集部

“定位置"が近づいてきた。2位の福岡ソフトバンクが16日、楽天に快勝し3連勝。首位の埼玉西武が敗れたため、ゲーム差を2.5に縮めた。

絶対的存在の4番・内川選手が15日の試合で自打球を当て、この日は欠場。だが常勝軍団は、代役も頼もしい。一塁を務めた福田選手が7番でスタメン出場すると、4安打3打点の大活躍。3回二死満塁から左前に逆転の2点適時打。5回には一死一、三塁から右翼へ適時二塁打を放って追加点をもぎ取った。

さらに4番に入ったデスパイネ選手は4打点の大暴れ。主将不在の穴を感じさせない働きを見せた。

そして福田選手でも、デスパイネ選手でもなく、この日ヒーローとなったのは1発を含む3安打3打点の“熱男"松田選手。5回一死一、二塁、勝ち越しの適時打を右翼へ放つと、6回二死二塁、左中間へ2ランを放った。相手の3番手・小野投手の高めの変化球をはじき返すと、その瞬間に雄たけびをあげるほど手ごたえ十分の今季9号。「自分のスイングができた。ホームランでよかった」と、笑顔を見せた。

チームとして、流れを知り尽くしていたような試合運び。8回、一死満塁の好機から得点できなかった嫌な流れを、モイネロ投手があっさりかき消した。3者連続3球三振という完璧すぎる内容。そして直後の9回にデスパイネ選手が走者一掃の3点適時二塁打を放ってダメを押した。

終わってみれば17安打12得点。デスパイネ選手、松田選手、福田選手だけではない。リーグ首位打者の柳田選手もきっちり3安打し、打率.387とさらに上げた。先発の石川投手は「初回から思うところに投げられず、野手の皆さんが点を取ってくれた回に取られたのが反省」と試合をつくり、リーグトップタイの6勝目。4失点の内容はいい状態とは言えないが、それでも勝利で終えるのがチーム状態の良さを物語る。

5月に入って5勝8敗と苦戦を続ける首位の埼玉西武に、2.5ゲーム差。北海道日本ハムもゲーム差なしと、Aクラスの3チームが混戦となってきた。「まだ2位なので。1日でも早く首位に立てるように、全員でやっていきたい」と、松田選手。足踏みする獅子のしっぽが、見えてきた。