開幕から10試合消化。各チームの「スタート」はいかに?

2016-04-06 00:00 「パ・リーグ インサイト」編集部

パ・リーグは6日の公式戦3試合を終え、開幕から全チームが10試合を戦った。昨年王者の福岡ソフトバンクが3勝5敗2分と苦しんでいる一方、千葉ロッテ、楽天が6勝3敗1分で同率首位に立つなど、好スタートを切った。

特に下馬評を覆すような戦いぶりを見せるのが楽天。好調の要因は、先発投手陣の奮闘。6勝のうち、エース・則本投手が2勝、この日勝利した美馬投手が2勝、辛島投手が1勝、塩見投手が1勝と、白星はローテ投手が全て掴んでいる。打線も絶好調で、1番の岡島選手から9番の嶋選手まで、ほぼ固定されたオーダーの中で各選手が首脳陣の期待に応えている。

唯一の課題といえるのが守護神・松井裕投手に繋ぐ中継ぎ投手の整備。だが裏を返すと、勝利の方程式が確立されれば、リーグの「台風の目」になる可能性は大いにある。

千葉ロッテは10試合中7試合が3点差以内のゲーム。この日も同点の9回、福岡ソフトバンク守護神のサファテ投手からデスパイネ選手がバックスクリーン弾を放って勝負を決めるなど、緊張感のあるゲームを多くものにしている。離脱中のナバーロ選手合流までこの勢いが続けば、他チームにとってさらに怖い存在になるだろう。

オープン戦でも好調だった千葉ロッテ(パ・リーグで1位)と楽天(同3位)。どこまでこの勢いが続くか。

3位ながら勝ち星が6勝で並んでいる埼玉西武はチーム打率.291と打ちまくっている。昨年最多安打の秋山選手から、栗山選手、浅村選手、中村選手、メヒア選手らが3割を超える打率を残し、オープン戦打率.400で12球団トップタイだった坂田選手がこの日の北海道日本ハム戦でも2安打2打点の活躍。実績十分の選手が揃うだけに、しばらくはいい流れが続きそうだ。

4位の北海道日本ハムは打率.237と湿りがち。エース・大谷選手の今季初勝利も待たれる。だが地力はあるだけに、投打がかみ合えば今後の浮上は十分、期待できる。

福岡ソフトバンクは3勝5敗2分の5位。昨年「トリプルスリー」の柳田選手が32打数6安打、打率.188。この日の千葉ロッテ戦でも7回1死満塁の絶好機に二ゴロに倒れるなど、波に乗れない日々が続く。とはいえ、多くの野球評論家が優勝予想する、大本命のチーム。どの時期にエンジンがかかってくるか。その爆発力も注目したい。

心配なのはオリックス。3勝7敗で最下位に沈む。オープン戦も 4勝9敗3分と、パ・リーグでは6位だった。チーム打率.239もさることながら、防御率5.77と、投手陣が不調。金子千尋投手、西投手の先発2本柱もそれぞれ2試合勝ち星無しという現状だ。まだ10試合だが、投手陣の整備は急務といえる。

残りは133試合。まだまだめまぐるしく順位は変動していく。各チーム、弱点や課題をどのように克服していくか。誰がチームを牽引していくのか。常勝軍団の福岡ソフトバンクを脅かす存在は現れるのか。連日連夜のドラマが続いていく。