交流戦リーグ勝率1位のオリックスが目指す頂。戦国パを勝ち抜くために

2018-07-06 16:20 「Full-Count」編集部
オリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】

オリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】

交流戦ではチーム力を見せつけリーグ勝率1位に輝く

オールスター本拠地開催目前、そして神戸での歴史に残るような誤審騒動。しかし、それ以上に交流戦ではリーグ勝率1位に輝いたチーム力が目立つ。今季、オリックス・バファローズが紅く燃えている。いつもチームに同行している球団関係者が現状を語ってくれた。

「雰囲気は非常にいい。特に若手選手が少しずつ1軍で結果を残し始めている。それを中島宏之や小谷野栄一といったベテランと言われる年齢の選手が支えている。小谷野なんて本当に守備がうまくてお手本ですから」

チームを率いるのは、前身の阪急時代からの生え抜き、福良淳一監督。現役時代からまさに「いぶし銀」のような選手でチームに貢献してきた。しかし、地味なイメージとは異なり、どちらかと言えば目立つ監督に見える。リクエスト制度の成功率が非常に高く、誤審騒動では激怒している場面もたびたび見かけた。

「そんなに静かという感じではない。オンとオフの切り替えがうまいと思う。それに、現役時代そのままで堅実というか、準備なども相当、入念ですよ。また支える西村徳文ヘッドとの相性がすごく良く見える。お互い似たようなタイプだからかもしれませんね」

「ファーム組織との連携をうまくとっている。もともと田口2軍監督とは現役時代から一緒にやっていたので、本当にいい関係。下から上がってきた選手をすぐに使うのも、監督の大きな特徴だと思います」

オリックス躍進を支える大きな要因は、育成による若手の台頭であろう。大阪市舞洲ベースボールスタジアムの指定管理者(現大阪シティ信用金庫スタジアム)になるとともに自前のファーム施設を建設。練習場、合宿所をそれまでの神戸から移転させ、1軍と2軍の物理的距離もなくなった。