16日に再開するペナント。大混戦のプロ野球、12球団後半戦のキーマンは?

2018-07-15 15:15 「Full-Count」編集部
福岡ソフトバンク・千賀滉大と広島・野村祐輔【写真:藤浦一都、荒川祐史】

福岡ソフトバンク・千賀滉大と広島・野村祐輔【写真:藤浦一都、荒川祐史】

プロ野球は13日に京セラドーム大阪、14日に熊本のリブワーク藤崎台球場でオールスターゲーム2試合を行い、大いに盛り上がりを見せた。

中日・松坂大輔投手の12年ぶりの球宴登板や、巨人・菅野智之投手の超スローボール、横浜DeNAの山崎康晃投手のナックルボール、福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手や埼玉西武の森友哉捕手のフルスイングなど、ファンを魅了する2試合となった。

球宴を終えると、いよいよペナントレースは勝負の後半戦へと突入。オールスター出場選手たちにとっては15日の1日だけのわずかな休息を経て、16日にはリーグ戦が再開される。

今季はセ・パ両リーグともに混戦模様で前半戦が終了。セ・リーグは広島が頭1つ抜け、2位巨人から6位東京ヤクルトまでは3.5ゲーム差しかない団子状態となっている。

パ・リーグは首位埼玉西武から5位の千葉ロッテまでが6.5ゲーム差。3位タイの福岡ソフトバンク、オリックス、そして5位千葉ロッテがゲーム差無しで並んでおり、上位5球団にはどのチームにもリーグ優勝、そしてクライマックスシリーズ進出の可能性が大きく残されていると言えるだろう。

一体、この混戦を制するのは、どのチームか。勝負の後半戦でチームをここから浮上させる鍵を握る選手は、どの選手だろうか。ここでは、各球団1人ずつ後半戦のキーマンを選出してみた。

セ・リーグは2位から6位までが3.5ゲーム差にひしめく

○広島:野村祐輔投手
首位を走る広島にとって懸念材料は先発投手陣。ハーラートップの大瀬良とジョンソンに続く先発の柱が定まっていない。岡田はいるものの、前半戦は不振に苦しんだ野村が復調すれば、これほど頼もしいものはなく、戦いぶりもより一層安定することだろう。

○巨人:田口麗斗投手
前半戦でイマイチ波に乗れなかったのは、菅野と並ぶ先発2本柱として期待された田口がわずか2勝に終わったところに一因がある。2年連続2桁勝利中の左腕が14試合で2勝6敗、防御率4.92ではさすがに苦しい。ヤングマンが先発ローテとして戦力となりそうで、田口が復調すれば浮上の兆しがより見えてくる。

○阪神:エフレン・ナバーロ内野手
阪神にとっての課題は得点力不足、これ以外にない。投手陣はセ・リーグでトップの成績を残しているが、援護出来ていない打線に問題がある。新助っ人のナバーロがいかなる働きを見せるか、は後半戦の鍵を握る。さらにいえば、ロサリオが復調を遂げると、より一層頼もしいのだが…。

○横浜DeNA:今永昇太投手
横浜DeNAの鍵を握るのは投手陣。前半戦は開幕前から故障者が相次ぎ苦しんだ。濱口やウィーランドら出遅れた面々の中でも、今永は活躍してもらわなければ困る選手。ここまで2勝5敗と黒星が先行しているが、どれだけ白星を掴めるかが上位進出の鍵を握る。

○中日:田島慎二投手
中日にとって最大の懸念材料と言えるのは不安定なリリーフ陣である。前半戦はリリーフ陣の救援失敗が目立った。山井や吉見といったベテラン陣の奮闘もあって先発の台所事情は整いつつあるだけに、リリーフ陣の整備は必須。相次ぐ救援失敗で守護神の座を剥奪された田島が復調すれば、多少なりとも不安は解消されるのだろうが…。

○東京ヤクルト:小川泰弘投手
東京ヤクルトは先発ローテの薄さが課題。開幕からローテを守っているのはブキャナンただ1人。石川がこれに続く12試合に先発しているが、駒不足は明らかだ。右肘の疲労骨折から復帰した小川はここまで8試合に先発して4勝3敗、防御率2.62。後半戦はチームの大黒柱として白星を重ねていってもらいたい存在だ。